【大胆な対談】アーティストチャン・グンソク VS 俳優チャン・グンソク

【大胆な対談】アーティストチャン・グンソク VS 俳優チャン・グンソク

「SUMMER SONICの思い出~~~バイバイ」(8月11日)

【大胆な対談】アーティストチャン・グンソク VS 俳優チャン・グンソク

「あなたは過去と現在、そして未来の中でどれが一番大切だと思いますか?」(9月10日)

“アジアのプリンス”チャン・グンソクがモバイルメッセンジャーであるLINEを通して公開した写真と書き込みだ。180度違う雰囲気の写真と書き込み。所属事務所のマーケティング担当の手を借りずに、本人が直接友達に気持ちを伝えるように送ったこの2つのメッセージから、チャン・グンソクの全く違う姿が同時に感じられる。

悩みなんて全く持っていなさそうな、まるで新生児のような無邪気な笑顔。その笑顔と似合わない太い声。素直だが無礼な態度は取ったことがなく、真面目だが血気盛んな若さは隠せないチャン・グンソク。

もしかしたら私たちは相反する要素を一つの胸に同時に抱いているこの特別な男について、まだ理解できていない部分がたくさんあるのかもしれない。子役出身でデビュー20年を超えたことやアジアで独歩的な韓流スターとして休まずに走っていること以外、私たちが彼について知っていることは何だろう?韓国と日本で全く異なる姿を披露しているチャン・グンソク。異質的に見えるものを一つに融合しアピールしているチャン・グンソク。二つのカラーを持つチャン・グンソクに関する“大胆な対談”に招待する。

#アーティストチャン・グンソク、アジアを舞台に楽しさを享受している

【大胆な対談】アーティストチャン・グンソク VS 俳優チャン・グンソク

写真提供=Tree J Company

日本と中国をはじめとするアジア地域でチャン・グンソクの存在はまさに“暴走機関車”のようだ。2009年、SBSミニシリーズ「美男<イケメン>ですね」を通じてアジアの人々に顔を知らせたチャン・グンソクは、2010年にアジアツアーを開始し、2011年に自身の名前を掲げた公演「CRI SHOW」で日本だけで11万人のファンと会い、2012年には「CRI SHOW2」を開催し中国、台湾、日本で16万3000人の観客を動員した。

チャン・グンソクは普段、友達とよく使っていた言葉“CRI”(決定的、もしくは致命的な打撃を意味するCriticalの略語)を公演のタイトルとして大胆に使い、「2011 JANG KEUN SUK ARENA TOUR THE CRI SHOW IN JAPAN-ALWAYS CLOSE TO YOU」を開催した。「おとぎ話のような森の中に住んでいるプリンスチャン・グンソク」という多少くすぐったいコンセプトの公演だったが、アジアのファンたちは彼に熱狂した。この公演によりチャン・グンソクは“アジアのプリンス”というニックネームを得た上に、アリーナツアーで6万人の観客と会った後、すぐに5万席規模の東京ドームで公演を開催するようになった。そして、東京ドーム公演はチャン・グンソクがアーティストとして位置づけられる決定的な役割を果たした。東方神起、JYJ、RAIN(ピ)など主に韓国の歌手が立ったステージに俳優チャン・グンソクが立つということは、パフォーマンスにおいてチャン・グンソクの才能を立証することでもあった。

【大胆な対談】アーティストチャン・グンソク VS 俳優チャン・グンソクチャン・グンソクは過去、韓流スターたちがドラマの人気に頼り、OSTを数曲歌いながら時間を埋めるコンサート形式のファンミーティングに限界があることを鋭く把握した。それで、彼は自分の長所の一つである中低音の声を生かし、アーティストとしての活路を開拓した。イベント性のアルバム発売ではなく、他の歌手たちと堂々と肩を並べるほどの実力で、チャン・グンソクは2011年に日本でデビューシングル「Let me cry」をリリースした。そして、彼のデビューシングルは日本のオリコンチャートの歴史を30年ぶりに変えてしまった。日本歌手ではなく、海外歌手のデビューシングルが発売当日にオリコンデイリーチャートで1位を獲得したのは、チャン・グンソクが初めてだったのである。それだけでなく、日本と海外の男性ソロ歌手の総合チャートを確認してみても、1980年12月に日本歌手である近藤真彦がデビューシングルでオリコンチャート1位となった以来、30年ぶりの快挙であった。

チャン・グンソクのアーティストとしての感覚は、「Let me cry」の作曲を日本のミュージシャンではなく、「メリは外泊中」の音楽監督だったチェ・チョルホ監督に依頼したことから確認できる。彼は日本のスタイルと妥協しようとするより自分の感覚を信じた結果、それが有効だった。また、チャン・グンソクは海外公演で外国曲を歌わないという自分だけのルールも作り出した。

韓流ブームの中でチャン・グンソクの歩みは、そのように先輩たちと似ているようで違った。彼は自分ならではの物語でアジアのファンたちと会い、ミュージカル形式で公演を構成したおかげで、嫌韓流の流れを避けることができた。歌手の公演と比べると、チャン・グンソクの公演は“プリンス”というストーリーラインがすでに構築されており、俳優のファンミーティングと比べと、チャン・グンソクのファンミーティングははるかに大きな規模のショーを行うことができた。日本だけでなく中国や台湾などでも、彼がいる場所なら空港や公演会場はもちろん、食堂の入り口や窓、クラブの入り口まで多くのファンたちが彼を待っていた。

チャン・グンソクが“うなぎ”と呼ぶアジアのファンたちがチャン・グンソクに魅了されたのは、彼がただ音楽と演技を見事にこなす韓流スターだからではない。一時期、韓国では“虚勢”という非難を浴びた彼の率直さに、アジアのファンたちは熱狂した。ファンが集まっている所にきれいな姿で現われ手を振って帰ってしまう他の韓流スターたちと違い、チャン・グンソクは空港や記者会見場でダンスを踊ったり投げキスをするなど、異例な行動を躊躇せずに見せた。上海の公演を終えた後にクラブに行って予定になかったDJingを披露したり、釜山国際映画祭ではSNSを通じてファンたちを集め、海辺でギターを弾きながら歌を歌ってあげるなど、まるでファンが恋人であるように絶えないイベントを構想した。

チャン・グンソクのこのような突発的な行動に対し、アジアのファンたちは「グンちゃんのことをもっと知りたい」と言いながら彼の魅力にどんどんはまっていった。チャン・グンソクの アティテュード(Attitude:態度)は、俳優として神秘感を維持する方法とは全く違った。それより、アーティストとして、もしくはエンターテイナーとして、ファンへのサービス精神に満ちていたといえるだろう。

【大胆な対談】アーティストチャン・グンソク VS 俳優チャン・グンソク海外活動において、チャン・グンソクのアーティストとしての歩みは徐々に広がっている。音楽パートナーであるBIG BROTHERと結成した「Team-H」のファンタスティックなエレクトロニックステージの場合、2011年にはソロ公演の一つのコーナーに過ぎなかった。しかし、わずか2年で、彼は友達と“ただ楽しいから遊びで”披露したステージを「2013 TEAM H PARTY-I JUST WANNA HAVE FUN」というタイトルの3時間の公演にグレードアップし、日本や中国、タイ、台湾などでコンサートを行った。チャン・グンソクが映像や舞台デザインまで総括企画を担当し、自分で公演を作り上げたために可能だったことである。忙しいスケジュールの中でも、彼は10時間以上のリハーサルを行うなど、デビュー20年を超えたプロらしく、見事なステージを作り上げている。

また、海外でアーティストとしてのチャン・グンソクの歩みはさらに進歩した。今年8月3日と4日には自分の誕生日を記念し、日本の大阪で超大型フェスティバル「ZIKZIN fes.」を開催した。このフェスで彼は自分をテーマにしたブースを用意したり、自分のソロステージや「Team-H」のステージを通じてファンサービスを行った。また、劇場やフォトゾーン、郵便局ゲームなど「チャン・グンソクワールド」を具現化した。つまり、チャン・グンソクは奇抜なアイデアを自分自身に結びつけ、新しい文化を作っていくアーティストとしての姿を思い切り発揮している。

#俳優チャン・グンソク、変奏を繰り返す

チャン・グンソクは幼い頃、可愛い容貌のおかげで偶然、子役を始めた。その時はただ「人々が僕を見てくれるのが好きで」演技を続けたが、幼い年齢にも空白期は大変に感じられた。世宗文化会館で立ったミュージカル舞台は、「初めて僕の演技は上手いと自惚れていた自分を反省し、本物の俳優にならなければならないと決心するように」した。

【大胆な対談】アーティストチャン・グンソク VS 俳優チャン・グンソク

映画「楽しい人生」

そのためだろうか。韓国でのチャン・グンソクの歩みは徹底的に俳優活動に焦点が当てられている。SBS「人気歌謡」のMCを務めながら特別ステージに立ったり、映画(「楽しい人生」「きみはペット」「ドレミファソラシド」)やドラマ(「美男<イケメン>ですね」「メリは外泊中」)で歌を歌う姿を披露したことはあるが、日本でのようにアルバムを出して本格的に歌手活動を行ってはいない。

むしろ俳優としての彼の歩みは挑戦の連続である。2006年、KBS 2TV「ファン・ジニ」でファン・ジニの初恋の人を演じ、子役から成人演技をスタートした彼は、その後、ドラマや映画によく登場するような人物や演じやすい人物ではなく、キャラクターの内面にぶつかったり自分が壊れたりしなければならないキャラクターを主に選んだ。そのような彼の選択は彼の中で「可愛くてハンサムなイケメン役の出演オファが多かった」子役出身というレッテルを消して、真の俳優として生まれ変わりたいと思った演技への欲があったためである。おそらくその欲が胸の中で動き始めた時から、彼は「キャラクターのために悩み、休まずに台本を研究するようにさせる」キャラクターに惹かれるようになったのだろう。

【大胆な対談】アーティストチャン・グンソク VS 俳優チャン・グンソク

映画「イテウォン殺人事件」

チャン・グンソクが演じた高校生の父親役(映画「赤ちゃんと僕」)や殺人事件の容疑者役(映画「イテウォン殺人事件」)、天才音楽家役(ドラマ「ベートーベン・ウィルス」)は、いずれも22~23歳の年齢が簡単に理解できるようなキャラクターではなかった。しかし、チャン・グンソクは執拗にキャラクターを分析し、チョン・ジニョン、キム・ミョンミンなどの先輩俳優と肩を並べて物語をリードしていくことができた。

実は、チャン・グンソクがこれまで数回演じたバンドのリーダー役も、演じるのが決して簡単なキャラクターではない。チャン・グンソクは2010年の中国公演で、ドラマ「美男<イケメン>ですね」のファン・テギョンが自分と一番似ているキャラクターだと打ち明けた。「仕事する時は敏感で神経が尖っている。仕事に関するすべての状況を把握していなければならないので、その点がファン・テギョンと似ていると思う」と明かした。ステージの上でただ楽しんでいるように見える彼だが、実はそんな彼も時には自分の中へ深く入り込む俳優の一人である。

【大胆な対談】アーティストチャン・グンソク VS 俳優チャン・グンソク

ドラマ「美男<イケメン>ですね」

昨年、出演したKBS 2TVドラマ「ラブレイン」も彼にとって大きな挑戦だった。1987年生まれのチャン・グンソクが経験したことのない1970年代の純愛を演じなければならなかった上に、1人2役を演じたためだ。チャン・グンソクはこのドラマで1970年代の優しい美術学生ソ・インハと、今時の自由奔放なフォトグラファーのソ・ジュンに扮し、正統ラブストーリーの感性を表現した。海外でアーティストとして型破りな姿を披露している彼の中に、「初めて台本を読んだ時、涙が出た」と言う「ラブレイン」のソ・インハが隠れていた。

【大胆な対談】アーティストチャン・グンソク VS 俳優チャン・グンソク

ドラマ「ラブレイン」の台本読み合わせの現場のチャン・グンソク

チャン・グンソクは11月からKBS 2TV「綺麗な男」のトッコ・マテに扮し、また違う変身を始める。彼が演じるトッコ・マテは綺麗な顔と抜群の感覚で、女性の心を盗んで生きていくキャラクターだ。アーティストという服を静かに脱いで、俳優という服を取り出して着る順番であるチャン・グンソク。また違う変奏を準備している彼が今回に扮する「綺麗な男」のキャラクターも、今まで通りお決まりの“美男”ではないことを分かっているため、さらに期待できる。

記者:イ・ジェウォン、写真提供:Tree J Company、スチール写真および画面キャプチャー、翻訳:ナ・ウンジョン