B.A.P、グラビア撮影ビハインドストーリー「少年たちと共に過ごした金曜日」

B.A.P、グラビア撮影ビハインドストーリー「少年たちと共に過ごした金曜日」

“トントン”「時計、見ました?」カメラマンがインタビューの時間がとっく過ぎたことを知らせるためにノックしなかったら、加速のついた会話は果てしなく続いていただろう。部屋の中の白いカーテンの隙間からこぼれ出したレモン色の日差しのような6人の少年たちとの会話は、普段のインタビューより2倍以上の時間がかかった。

10月4日、金曜日の11時にB.A.Pと会った。少し落ち着いていて、静かだった少年たちは時間が経つにつれて緊張がほぐれ、笑顔がこぼれ始めた。1人が話すと、その上に違う誰かが絶妙な返事を重ねながら愉快なハーモニーを奏でた。インタビューをしながら感じたメンバーへの印象通り、バン・ヨングク、ヒムチャン、ヨンジェ、ジョンアプ、ゼロはそれぞれの魅力をグラビア撮影でもそのまま発散していた。「わ、ここがスタジオですか?」「自分の家で撮影してるみたい」と撮影現場を不思議に思ったバン・ヨングクの低い声が今でも耳に響く。その日の記憶をもう一度取り出してみた。

フラワーアーティストの巨匠

リビングでの団体撮影。リラックスして休憩している感じを出せばいいとカメラマンが言った。すると、お茶目なジョンアプが恥ずかしながら、いつもより積極的にポーズを取った。(リーダバン・ヨングクの花瓶だけを除いて)周りにあった花を一本ずつ自分の前に集めて、いくつかの花瓶で丸い円を作った。そしてその中にそっと入り、幸せそうな微笑を見せながら花屋の少年へと変身してみせた。インタビューをしながらバン・ヨングクの豊かな感受性を知ることができたが、もう一度意外な姿を見せてくれた。生け花一筋の道を歩いてきたフラワーアーティストの巨匠のように、自然なポーズで花瓶に花を入れたり取ったりしながら撮影に集中していた。葉っぱと枝をじっと見つめているようだったが、突然花一本を取り出して耳にかけた。表情も崩れず、まさに“イケメン”そのものだった。

鏡の前の君の顔、りんごのように綺麗だよ

「バン・ヨングクは赤いリンゴ、ゼロはキャンディ……」メンバーたちに撮影小道具について説明をした。短い休憩時間、メンバーたちはそれぞれ音楽を聞いたり、休みを取っていた時にバン・ヨングクはテーブルの近くに来て、りんごを手に取った。スタジオに漂った平穏な空気を壊さないように静かに、そしてそっと全身鏡の前に立ち、少しずつ角度をずらしながらあちこちを確かめていた。りんごを一度、顔を一度、そしてりんごと顔を同時に見つめていた。どうポーズを取ればいいのか悩んでいるようだったが、決められないような表情をしてりんごを置いてその場を去った。いよいよバン・ヨングクの個人撮影。「色っぽく食べてみて」というカメラマンの要請に、「あの……色っぽく食べるのってどんな感じですか?」とバン・ヨングクは照れながら質問した。自分にできる限りの範囲でりんごを「あん」と一口食べたり、タフな表情をしてみたが、結局一番良かったシーンは“バン・ヨングクらしい”自然な笑顔だった。

俳優になっても良いと思います

「床に横になって本当に休んでいいですか?」本当なのか、演技なのか間違えるほどリアルだった。バン・ヨングクとヒムチャン、ゼロの三人が撮影をした時、ヒムチャンが床で横になった。普通だったら、髪型や服がぐちゃぐちゃになるのを気にすると思った。でも、ヒムチャンには関係ないように本当に熟睡しているように目を閉じて演技に没入していた。ジュースを飲む個人撮影では、飲むふりをするだけで良いのに「こういった時は本当に飲むんです!」と言って、本当に缶飲料のプルタブを開けて“ぐいぐい”と飲み干した。見ている人に今すぐにでも冷蔵庫のドアを開けて、冷たい飲み物を飲みたいと思わせるリアル感が伝わってきた。実は、最初スタジオに到着した時に一番静かだったのがヒムチャンだった。部屋の端っこに置かれた椅子に座ってiPodから流れる音楽だけに集中していた。だが、インタビューが始まったら誰よりも活気に満ちて、グラビア撮影の時は自分が持っているエネルギーを思う存分に発散した。

ローションは丁寧に塗らないと

“裸足”というコンセプトは撮影現場で決まった。突然靴下を脱いで、素足を露出しなければならなかったメンバーたちは数秒間悩んでいる様子だったが、それも束の間のことでみんな靴下を脱ぎ始めた。ところがその時、ローションが必要だと言ったメンバーがいた……デヒョンだった。自分の足にローションを丁寧に塗った後に撮影に臨んだ。インタビュー直前、部屋の中に置いてあった香水について短い会話を交わしたが、デヒョンは香水の匂いをいつ嗅いたのか、「あ、この香水、良い香りだったよ!」と言っていた。繊細ながらも社交的なデヒョン、撮影現場のスタッフにも一番たくさん話かけながら笑ってくれた。それだけでなく、有難いことにインタビューを始める前から「はい、はい」と休まずに反応してくれたので、リラックスした雰囲気の中で話をすることができた。

次世代の記憶力の持ち主

インタビューの中でもっとも記憶力が良いメンバーとしてヒムチャンが選ばれた。頭が良くて少々のことなら全て記憶しているため、彼の前ではミスすることができないとデヒョンが可愛く愚痴をこぼした。そのヒムチャンが選んだ優れた記憶の持ち主がヨンジェだ。ヒムチャンの指名にヨンジェが「皆さん、僕に気を付けて下さい~」と漫画のキャラクターのように細長い目を半分くらい閉じてニッコリ笑っていた。リビングで団体写真を撮影をしていた時は手際よく撮影し、とても気が利く人だった。足をデヒョンに向けたり、隣で斜めに寝てみたり、いたずらっぽくヒムチャンの足を触ったり、ポーズも自由自在だった。少し急いでいた撮影で一番最後の順番だったヨンジェはフォトジェニック賞だった。カップケーキを持つだけでセクシーでキュートな、そしてハツラツとした姿まで見せてくれた。すべてのスケジュールが終わり、カメラマンが「ミント色のカーディガンを着ていたメンバー(ヨンジェ)、ほっぺをつまみたいくらい可愛い!」と言った。

チョコレート食べるウサギ

「お!ウサギの服を着たな、ウサギの服」バン・ヨングクがジョンアプの衣装を指しながらニッコリと笑った。そういえばウサギに似ていると言ったら、ジョンアプが上唇を上に上げ、下唇を前歯で押して、ウサギの真似をした。ジョンアプのおかげでみんなの笑い声が部屋中に広がった。チョコレートを食べる個人撮影では、「チョコレートを食べるとニキビが出るって聞いたんですけど……」と聞えないほどの小さな声でつぶやいた後、ポーズを取った。「これを全部食べたら1000キロカロリーを超えるよ!」と教えてあげると、驚いたウサギの目になった。「お腹も空いてきたし食べちゃえ!」と話したらニキビを心配していたジョンアプが突然チョコレートを一度に食べきった。食べた後「あ、(チョコレート食べちゃったから)ご飯食べれないや~」と優しい笑顔を見せ、可愛いと思っていたジョンアプは、実は徹底的に自己管理をする男だった。

18歳、そして19歳

18歳から19歳へ向かう入り口で考え事や悩みごとが多いかもしれない少年、ゼロ。だが、自分がまだ若い分、これから起きることを焦らずにゆっくり成し遂げていきたいと透き通った目をパチパチさせながら話し続けた。Secretのメンバージウンの「VINTAGE」のフィーチャリングに参加した彼に、18歳の少年が理解するには少し難しい歌詞でないかと質問したら、共感はできないけど歌い続けたら、いつの間にか理解できるようになったと、プロらしい答えを返した。真っ白な雪の中に咲いたピンクの花のように綺麗だったゼロは、グラビア撮影の時、立っているだけで絵になる少年だった。カメラマンがキャンディーを舌でペロッと舐めるしぐさをお願いしたら、全然恥ずかしがらずに自由自在に表情を変えて、見ている人たちを驚かせた。純白の天使のようで、どこか色っぽい魅力まで持つ不思議な末っ子だった。

インタビュー番外編 ― お茶目なあまのじゃく

―10月3日、晋州(チンジュ)市で行われた「韓流ドラマチックコンサート」でバンダナを頭に巻いていた。ファンたちも気に入ったようだ。

バン・ヨングク:本当は、美容室で髪をセッティングしたけど、寝て起きたら髪がぐちゃぐちゃになってしまって……(笑) その場で僕が適当にバンダナをつけた。

―でも、ファンたちはバン・ヨングクが髪を短く切ったから、わざと隠したのではないかと心配していた。

バン・ヨングク:え……その話を聞いたから、また切らなきゃ。

―どうして?切っちゃダメ!

バン・ヨングク:僕はあまのじゃくだから(笑)

―それなら……悲しむファンのために「切った方がいい!」と訂正しておこう!

バン・ヨングク:だったら……放っておこうかな(笑)

一同:(爆笑)

記者 : イ・ジョンファ、写真 : ク・ヘジョン、翻訳 : チェ・ユンジョン