「2013 エンターテインメント BIG15」① FNCエンターテインメントは?

「2013 エンターテインメント BIG15」① FNCエンターテインメントは?FNCエンターテインメントとは?

2006年6月にFNCミュージックという会社名で設立され、アルバムのプロデュース、アーティストの育成やマネージメント、ドラマOST(劇中歌)の制作、公演企画分野で著しい成長を見せた。そして、2012年4月にFNCエンターテインメント(以下FNC)に会社名を変更し、総合エンターテインメント会社に事業領域を広げた。歌手出身であるハン・ソンホ代表は、フィソン、sg WANNA BE+などのアルバムに作曲家として参加し、ドラマ「美男<イケメン>ですね」「オンエアー」「シティーホール」「紳士の品格」「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」など人気ドラマのOSTを担当した。また、FTISLANDとCNBLUEを育て、アイドルバンド市場を開拓した。そして、JUNIEL、AOAなどの歌手やイ・ドンゴン、ユン・ジンソ、パク・グァンヒョン、クァク・ドンヨン、ソン・ウニなどが所属されている。ドラマ及びOSTの制作など事業の多角化を推進しているFNCは、2010年に売上高80億ウォン(約7億8375万円)、2011年に141億ウォン(約13億8136万円)を記録したのに続き、昨年の売上高は192億ウォン(約18億8099万円)に達した。今年の予想売上高は500~600億ウォン(約49~59億万円)、純利益は100億ウォン(約9億7968万円)を超えると予想されている。現在、安定的な収益構造を持っている芸能事務所として挙げられる。

アイドルとバンドの組み合わせることをお見事に成功させ、所属歌手を演技者に育てた。ハン・ソンホ代表とFNCはアルバム企画や作品を見る目が優れているという定評がある。JUNIELとCNBLUEのイ・ジョンヒョンのRomantic Jという新鮮な組み合わせを作り出した。大手芸能事務所だけが開催できるという「ファミリーコンサート」を企画し、会社の力を誇った。

今年はドラマ制作にも乗り出した。もちろん、アルバム制作とは違い、ドラマ(映画)制作は初めてなので多少残念な結果を残した。だが、優れた企画力を誇るFNCであるだけに、ノウハウを短期間で身につけると期待される。

昨年、ガールズグループのAOAがデビューし、多くの俳優を迎え入れた。しかし、今年はスカウトや発掘より会社の内部を強化し、充実させると考えられる。AOAのユニットであるAOA BLACKを披露したが、残念な成績を残した。俳優たちの活動も続いたが、これもやはり爆発的な反応は呼び起こせなかった。例えば、ユン・ジンソの場合、多数の映画に出演したが、今年公開できず、来年に公開される予定だ。一歩後退するための、二歩前進するための1歩後退と言えるだろう。

大手芸能事務所に成長するためには所属アーティスト(俳優や歌手)の名前を知らせることも重要だが、SM、YG、JYPエンターテインメントのように所属事務所自体のブランドの認知度を高めることも重要である。その意味で、今年FNCは会社名を知らせることには成功した。FNCだけのカラーが少しずつ明確に描かれている状況だ。それだけではなく、CNBLUEとCrying Nutの間で問題起きた時に見せた事件・事故に対する危機管理能力も合格点だ。

来年、KOSDAQ(コスダック)の上場を準備中であるFNCは、現在一番安定的な収益構造を持っていると評価されている。すでに上場証券会社を決めたFNCはもう一度の跳躍を準備している。ドラマ制作を始めただけに、今後、所属アーティストも活動の範囲がより多様になるとみられる。また、マネジメントだけでなく、アカデミー事業にも広げている。弘大(ホンデ)店(2008)、江南(カンナム)店(2011)に続き、今年に大邱(テグ)店をオープンした。FNCが地域の人材開発や養成に大きな役割を果たすと期待される。

海外進出もさらに加速化する見通しだ。日本にとどまらず、全世界に活動領域を広げている。CNBLUEはアジアを越え、中南米やアメリカまで領域を広げる。FTISLANDやAOAなども海外活動を着実に行っている。また、中国に子会社であるFNC CHINAを設立し、中国進出にも拍車をかける予定だ。

記者:ファン・ソンウン、編集:チェ・ジンシル、翻訳:ナ・ウンジョン