【Dr.アル】“パク・シフ病”の薬はないのですか?

好きだというレベルを超えて“アリ”(恋の病で寝込むような)の境地になる時がある。見ないと死にそうで見ていると会いたくなる、今日もどこかで苦しんでいる全国に数多くいる“アリ”患者のための「10アジア」の相談コーナー「Dr.アル」。

今回の病の処方箋は!?

【Dr.アル】“パク・シフ病”の薬はないのですか?

写真=SBS

QUESTION

私のこと、覚えていますか? 昨年の夏に「王女の男」のスンユ(パク・シフ)のせいで眠れないと相談した患者です。死にものぐるいでパク・シフのおぼろげな眼差しを忘れました。ところが、SBS「清潭洞(チョンダムドン)アリス」のチャ・スンジョのせいでそんな努力が水の泡になりました。幼稚で情けないけれど、カッコいいのはどうしてですか? 英語単語一つも覚えられない私が、“ジャンティエル・シャ”を一度で覚えられたのは、信じられないことです。あんなに努力したのに、再び頭の中をかき回されました。先生、責任を取ってください。(清潭洞(チョンダムドン)/チェさん)

Dr.アルの処方箋

責任ですか? この最後の一言は、私ではなくパク・シフさんに言いたい言葉ではないのでしょうか? 私に責任はありません。SBS「検事プリンセス」の“ソ弁護士”まで遡らなくても、MBC「逆転の女王」の“クボン(ク・ヨンシク)”だけ見ても、図々しくてずぶとい人の代表とも言える人物なのに、“ジャンティエル・シャ”の登場を予想しなかったというのは、話にもならないですね。ただ、正直、パク・シフさんのことがまた好きになって、狂ってしまいそうだと打ち明けても、誰も後ろ指を差したりしません。ハン・セギョン(ムン・グニョン)が自分のことを好きだという事実を知り、両頬が真っ赤になって「どうしよう、どうしよう」と連発する男を、まるで初めて水遊びをする子供のようにハン・セギョンの指と巻き尺が触れるだけでビクッとするこの男を、好きにならないわけがないからです。愛する女性に裏切られ、もう二度と恋に落ちないように見えた感情の枯れた男が、一度のキスにはしゃぎ、プレゼントを丁寧にラッピングしてはまたやり直し、結局花飾りを取ることをうっかり忘れてプレゼントを渡し、ハン・セギョンからのプレゼントのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて眠ります。もちろん、メールを送ってくれなかったことにすねて会社の前まで会いに来るほど、気の小さい男です。しかし、パク・シフのすることすべてが愛らしくて目をつぶってしまうのは仕方ないことですね。

【Dr.アル】“パク・シフ病”の薬はないのですか?

写真=SBS

これははじまりに過ぎません。可愛くて愛らしい男性主人公は今までにもたくさんいました。問題はこれからです。チャ・スンジョ(パク・シフ)は、ハン・セギョンが渡した通帳を見て泣き、タミーホン(キム・ジソク)に侮辱されたハン・セギョンの代わりに彼の頭に醤油をかけました。そして、ハン・セギョンが送った手紙一通で号泣しました。これからその悲しい眼差しでハン・セギョンに告白するでしょう。こぼれる涙を拭かず、飛び掛かってキスをするかもしれません。誰かさんのように「見捨てないで。あなたも恋愛をビジネスだと思っているの?」と絶叫するかもしれません。それがどういう意味かって? 患者さまが恐れていた“おぼろけな”パク・シフに戻っているという意味です。だから覚悟してください。「清潭洞アリス」で自分の正体を打ち明け、真心で告白するチャ・スンジョを見たら、永遠にパク・シフから抜け出すことはできないでしょう。

Dr.アルのポイント:パク・シフの「知らなかった? 僕って意外と可愛いんだ」

SBS「完璧な恋人に出会う方法」のユ・ジュンソク「知らなかった? 僕が初めてジャガイモを食べたこと」

チョン・ユニ(ペ・ドゥナ)の母親に「何でもください」と言ったことが原因だった。蒸したサツマイモは生まれて初めて食べた物だった。動物園のお猿さんに餌を与えるように、絶えず蒸したサツマイモの皮を剥いてくれた。翌日、チョン・ユニが蒸したジャガイモを持ってきた。一口食べた。不思議な味だ。もう一口食べた。これは美味しい……!!

SBS「家門の栄光」のイ・ガンソク「知らなかった? 僕ってカラオケに行くとよくはしゃぐんだ」

よくも俺を挑発したな。「見習うものは何か」「先生のことを尊敬して良いのか確かめたい」と言う“音痴”ハ・ダナ(ユン・ジョンヒ)の言葉に、大胆にも「Honey」を選曲した。軽いステップで始まった。「あなたを初めて見た瞬間」という歌詞に合わせて、恥ずかしがりながら人差し指を差した。腰を小さく回し、首を両方に振った。その時から無我の境地に達した全身ウェーブで最後を飾った。知らなかった? 僕って歌は少し下手だけど、ダンスはうまいんだ。キレのあるヘッドバンギングは誰もができるものではないよ。

SBS「検事プリンセス」のソ・イヌ「知らなかった? 僕って目覚まし時計に録音もしてあげるんだ」

出勤時、ユン検事と100回相乗りしてもまったく効果がない。結局“少し抜けている”マ・ヘリの心を奪ったのは、ユン検事のハンドルではなく、僕の声だったんだよ。「マ・ヘリ!お~き~ろ!!マ・ヘリ~」大音量にもかかわらず、目が覚めなかった場合を考えて「相乗りしなきゃ!マ・ヘリ!ユン検事に会いに行かなくちゃ~」と催眠をかけたのだ。マ・ヘリが驚いたウサギのような目で時計を見ることまで計算して、適切なタイミングで「何見てるんですか」とまで録音したら完璧だ。知らなかったの? 僕ってこんなに緻密なんだ。

MBC「逆転の女王」のク・ヨンシク「知らなかった? 僕って誕生日パーティーが好きなんだ」

嘘ではなく本当に面倒だった。だけど、誕生日パーティーを準備してくれた誠意を考えて行ったら、みんなは帰ってしまってファン・テヒ(キム・ナムジュ)とケーキだけがぽつんと残っていた。どうせこうなったからには、ケーキでも食べようかな。どうせ食べるなら自分の手で、自分の歳の数だけキャンドルをつけて、どうせキャンドルを消すなら、その前にバースデーソングでも歌って、歌い終わったら、大きく拍手して。知らなかったの? 僕って誕生日をとても大事にしてるんだ。

記者 : イ・ガオン、翻訳 : チェ・ユンジョン