VIXX、強烈なコンセプトと大衆性の間で悩みながら成長する「僕たちは常に面白い挑戦を考える」

VIXX、強烈なコンセプトと大衆性の間で悩みながら成長する「僕たちは常に面白い挑戦を考える」

写真=Jellyfishエンターテインメント

グループVIXXの夢はトレンドになることだった。リーダーのエンは昨年12月、10asiaとのインタビューで「VIXXをカラーコンタクトをつけたグループ、変なコンセプトのグループとして見るのではなく、VIXXが見せるコンセプト、VIXXが歌う歌を知りたいと思われるようにしたい」と話した。そして、その夢は“奇跡”のように徐々に実現されている。5月27日、4thミニアルバム「奇跡(Eternity)」をリリースしたVIXXは、音楽配信チャート1位、アルバム販売1位、そして6月8日のSBS「人気歌謡」と11日のケーブルチャンネルMBC MUSIC「SHOW CHAMPION」でも1位を獲得し、トレンドをリードするグループとして生まれ変わった。

VIXXに“奇跡”を与えてくれた今回のコンセプトは、キャラクターではなく世界観だ。昨年、VIXXはヴァンパイア、ジキル&ハイド、呪い人形などファンタジージャンルのキャラクターを表現したが、今回の「奇跡」では“時間のファンタジー”という世界観を披露し、コンセプトの領域を広めた。それと同時に、大衆性を狙った音楽でマニアックなコンセプトと大衆的な路線を行き来しながら成長している。今は多くの人々がVIXXのコンセプトを知りたがっているだけに、VIXXはその期待に応えるためのプレッシャーも抱えているだろう。でも、VIXXは「面白い挑戦」と自信を示した。

6月12日、ケーブルチャンネルMnet「M COUNTDOWN」でちょうどステージを終えたVIXXに会った。「SHOW CHAMPION」で1位を獲得した翌日だからか、VIXXの表情はいつよりも明るかった。一層高まった声のトーン、明るくなった顔色から愛されている子供のような無邪気さと人気アイドルの堂々とした自信が伺えた。今後のVIXXの挑戦が知りたくなるような、幸せな表情だった。

―1位獲得おめでとう。「呪いの人形」で初めて1位を獲得した時とはまた気分が違うと思うが。

エン:個人的にはあの時と同じだ(笑) 「呪いの人形」の時もそうだったが、1位を期待していなかった。でも、今回は僕たちの1位獲得のために頑張ってくれたファンや会社のスタッフのために1位になりたいという気持ちが大きかった。でも、本当に1位を獲得したら、この前と同じく頭の中が真っ白になった。

ホンビン:あの時も今回も強力な先輩が多かったのに、ファンが僕たちに嬉しい賞を与えてくれたと思う。

―今、ファンが与えてくれた賞だと話した。以前、あるメディアとの電話インタビューでも、ファンがどんな風に自分たちを応援しているのか知るようになったと話していた。何を見てそう思ったのか?

エン:VIXXを検索した時、ファンたちが本当に体系的に動く様子を見た。インターネットの至るところに僕たちの1位獲得のために頑張ろうとお互いを励ます書き込みがあった。体系的に応援するその姿を見て、僕たちは本当に十分すぎる声援を受けていると感じた。それで、ファンに一番感謝する気持ちを常に持っている。

―先日、「2014 DREAM CONCERT」にも出演した。昨年出演した時に比べて歓声が非常に大きくなった。それに、ファンが歌に沿って一緒に歌ったりもした!

ラビ:デビュー以来、毎年「DREAM CONCERT」のステージに立っているが、立つたびにより大きな愛情と声援を受けているような気がして、成長が感じられる。

エン:「すべてが叶うだろう」の部分の歌詞もファンが一緒に歌ってくれた!「傷つく準備ができている」で活動した時は、僕たちのカラーコンタクトや曲だけを知っている人が多かったが、今回はVIXXのことをさらに知って応援する姿を見て嬉しかった。

―「人気歌謡」で1位になった時、ステージでたくさん泣いていたが、ステージから下りてきてどんな話を交わしたのか?

エン:ステージを下りてからは泣き続けるより、心を落ち着かせようとした。スタッフたちに感謝の気持ちを伝え、ファンのところも訪れてありがとうと話しながら浮き立った気持ちを落ち着かせた。

―以前、1位を獲得したらVIXXだけの小さなパーティーを行うと話していた。

ホンビン:パーティーがやりたくて計画も立てたが、よりによってその日は夜明けまでスケジュールがあってパーティができなかった。

エン:その代わり、みんなで参鶏湯(サムゲタン)を食べた。特別なものを食べようと話して、健康のことも考えて保養食を食べた(笑)

―今回の「奇跡」では大衆性を悩んだ痕跡が感じられた。また、以前はヴァンパイア、呪い人形のようにイメージがはっきりと浮かぶコンセプトだったのに、今回はコンセプトが“時間のファンタジー”だと聞いて漠然としているような気がした。アルバムのリリースを控えて一番悩んだことは?

ラビ:従来のVIXXの強烈なコンセプトと大衆性の間でたくさん悩んだ。人々に僕たちの姿を理解してもらうために歩み寄った結果が今回の「奇跡」だ。

エン:まず、今回のコンセプトの主人公は普通の人間で音楽も大衆的なので、表情の練習をたくさん行った。以前までは人間じゃない怪奇なキャラクターのコンセプトだったから人間ではないふりをして演じたが、今回のコンセプトは人間だから以前と同じ表情をしてはいけないと思った。表情演技や感情表現の練習を通じて曲の感情をより上手く表現しようとした。

ヒョギ:今回は状況をもとにしたコンセプトなので、人々に僕たちのコンセプトが弱くなったと思われる可能性があった。それで、そんなことを思わせないように努力した。また、個人的には今年、成人式を迎えたので、より成熟した歌手ヒョギになりたいと思った。

―他のメンバーたちは今回のコンセプトについてどう考えたのか?

ホンビン:6ヶ月間の空白があったから、それだけファンの期待も大きくなった。それで、その期待に応えたいと思った。ドラマに出演しながらも、アルバムについて考え続けて意欲を示した。大衆性を狙うとしても、大衆性に偏って音楽性を捨ててはいけないと思った。

ケン:録音しながらもたくさん感じたが、正直僕も今回のコンセプトが弱いのではないかと思った。でも、カムバックステージを終えて振り付けや表情を見たら、最初に考えていたことと違った。本当に上手く表現されたと思う。それにファンの応援まで見て、もしかしたら1位を獲得できるかもしれないと思った。

レオ:実は僕はコンセプトが弱いということよりも、今回のコンセプトが今までのコンセプトの中で一番難しいということを心配した。永遠、刹那、時間という漠然としたテーマの中で曲を表現しなければならないので、本当に練習がとても重要だった。キャラクターを見せることより、今回は僕たちがステージの上で物語をより上手く見せることが重要なので、練習を重ねて自信を積み上げた。

―ステージパフォーマンスだけを見ても、普通の練習量では披露できないようなパフォーマンスが多い。最近、所属事務所のJellyfishエンターテインメントのユ・ヨンウク本部長とインタビューを行ったが、ケンは今回のパフォーマンスのために運動も頑張ったと聞いた。

ケン:少し痩せて、以前より少し雰囲気がかっこよくなったと思う(笑)

―うつ伏せになっているエンとケンがメンバーたちによって持ち上げられるパフォーマンスも見てすごいと思った。また、全体的に動線が忙しく動くように見えた。

ホンビン:うつ伏せになっている状態から持ち上げられるパフォーマンスでは、僕たちはただそのメンバーを投げ出す感じだ。その動作は一人でも持ち上げなかったり、タイミングが合わないと怪我をする可能性があるので、メンバーたちのチームワークが本当に重要だ。

ヒョギ:サビの部分だけを見ても振り付けが多い。VIXXがパフォーマンス的に見せられることをアピールするために努力した。

―エンとホンビンはドラマと歌手活動を並行している。大変じゃないのか?

ホンビン:この前、ドラマの撮影で音楽番組のカメラリハーサルができなかったことがある。忙しく動いているから、集中できない時もあった。でも、今はもう慣れて焦らず楽しくやっているので大丈夫だ。ドラマに出演しながら自分自身をリラックスさせる方法を学んでいる。

―6ヶ月間、エンとホンビンはドラマ、レオはミュージカル、ヒョギはバラエティなどでソロ活動を繰り広げた。今後、ケンとラビのソロ活動も見たい。2人は特にやりたいことがあるのか?

ケン:演技、ミュージカル、バラエティなど色んなことをやりたい。

ホンビン:ケン兄さんの場合、ドラマの台本練習を一緒にしてくれるが、本当に上手い。いつかケン兄さんと一緒にドラマに出演したい。

ラビ:僕は音楽作業に集中したい。今回も空白期間はアルバム準備と作業を行った。今後も音楽的に良い姿を見せたい。

―そういえば、今回のアルバムでラビの髪色が一番の魅力ポイントに見える(笑)

ラビ:今回の髪色は僕が自分で調べてスタッフに提案した。以前からスカイブルーのような神秘的なパステルトーンで髪を染めてみたかったが、今回は会社と話が上手くいって髪にポイントを与えることになった。

―レオも8日の「人気歌謡」以来、髪を金髪に変えた。

レオ:ずっと変化を与え続けたかった。ステージに相応しくて、目立たない範囲で変化を与えるのも良いと思って髪を染めた。

―ひょっとしたら1位記念なのか?

レオ:それもある(笑)

―レオはこの間、ミュージカル「フルハウス」を終えた。ステージに立って実力が徐々に伸びたと聞いたが、ミュージカルで何を学んだのか?

レオ:まず「フルハウス」というミュージカルを最初から最後までやり遂げられたことには、本当に良い人たちと一緒に共演できたことが大きい。本当に実力が伸びたかどうかは分からないが、先輩たちがたくさんのことを教えてくれた。そして、聞くことが一番重要だという点を学んだ。ステージの上でも下でも、プライベートでもとりあえず聞くこと、耳を傾けて経験することが重要だと感じた。

―今は多くの人がVIXXのコンセプトに高い関心を示している。自分たちに注がれる関心だけ、その期待に応えなければならないというプレッシャーもあると思う。

ケン:個人的にプレッシャーは感じていない。もっと頑張ったら今後も素敵なコンセプトが披露できそうだから、僕たちがこの次に何を見せられるのかと楽しみだ。ソロ活動でもどんな姿を見せることができるのか、僕自身楽しみだ。

レオ:VIXXはメンバー全員が新たなコンセプトを披露しなければならないという心配や悩みを抱えるより、常に面白い挑戦をしていると考えている。他の人がしない挑戦をしたり、ステージを作るから、それを悩んだり心配する代わりに、いつも面白く楽しめるように僕たちでたくさん話し合う。

―7月にコンサートを控えている。初の単独コンサートだが、どんな姿を披露したいのか?

ラビ:まだ具体的に話すことはできない(笑) ただ、VIXXだけができるコンサートを見せるつもりだ。期待してほしい。

―昨年の初めての1位獲得をはじめ、今年は初の単独コンサートを開催するなど、VIXXは着実にキャリアを積んでいる。数日前はエンがファンへの直筆の手紙を公開した。今後進むべき道が多いはずだが、一緒にその道を歩んでいくスターライト(VIXXの公式ファンクラブ)に一言。

ケン:スターライトの皆さん、僕たちVIXXをいつも愛してくれてありがとう。直接見に来てくれる方も、テレビの前で応援してくれる方にも感謝する。常にもっと頑張って素敵な姿を披露するので、期待してほしい。愛してる。

ラビ:とても心強い存在だ。スターライトのおかげで羽を伸ばすことができて、スポットライトも受けた。ある意味、ファンのサポートがあったから僕たちがどのレベルでなのかを人々に披露することができたと思う。頑張ったことに対する報いやプレゼントを受けとるような感じだ。それだけ、スターライトはVIXXの原動力になる。より素敵な姿を見せると約束する。

ホンビン:ファンのことを考えると、誇らしくなる。他のファンダム(特定ファンの集まり)がVIXXのファンは優しくてシステムが組まれていると話しているのを聞いたことがある。そんな話を聞くたびに誇らしくなるが、その誇らしいスターライトのためにも誇れるVIXXになる。

ヒョギ:見えるところでも、見えないところでも常に僕たちを応援しているその気持ちをよく分かっている。それに応える、変わらないVIXXになる。

レオ:こんな機会が与えられるたびにファンへの一言をどう表現すれば良いのか分からなくなるが、最近思ったことを話すと、コンセプトの変化はあっても、心の変化はないVIXXになる。

記者 : パク・スジョン、翻訳 : ナ・ウンジョン