パク・ヘジン「悪質なネットユーザーたちとボランティア活動をするようになった理由は…」

パク・ヘジン「悪質なネットユーザーたちとボランティア活動をするようになった理由は…」すでに3作目だ。「ドラマの場合、1~2本に出演すれば、1年があっという間に過ぎてしまう」というのが俳優たちの一般的な考え方だが、この俳優は今年だけでも3作のドラマで視聴者の前に姿を見せる。それも、強烈なサイコパス役である。ケーブルチャンネルOCNの新ドラマ「悪いやつら」(脚本:ハン・ジョンフン、演出:キム・ジョンミン)は、様々な凶悪犯罪者たちを集めて、さらなる悪を追い払おうとする刑事の物語を描いた全11話のオリジナルドラマだ。今作で最年少で哲学と数学の博士号を取得した天才であり、サイコパスの気質を持つイ・ジョンムン役を演じるパク・ヘジンは、気楽そうな表情の中でも撮影の緊張感が漂っていた。「休んだ分、一生懸命頑張りたい」という言葉から、相変わらずの誠実で明るい姿を垣間見ることができる。

―7月にSBSドラマ「ドクター異邦人」が終わってから、休む間もなくすぐに「悪いやつら」の撮影に入った。

パク・ヘジン:実は、少し急いで撮影に入ったため、大変なところもある。アクションや、未経験の部分があったので容易ではなかった。すべてのシーンを頑張って撮影したので、かなり時間はかかったが、素晴らしい作品になりそうだ。

―今作で挑戦するのはサイコパスの役だ。

パク・ヘジン:SBS「星から来たあなた」に出演した時、もともと最初に演じたかった役がソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)のイ・ジェギョン役だった。そのため、今作でサイコパスのイ・ジョンムン役をしっかり演じきりたいと思っていた。今回の役はサイコパスと言うよりは、一部サイコパスの気質を持っている一般的な人という方が、より正確だ。実際、誰もがサイコパスの気質をある程度は持っているらしい。ただし、どれだけそのような面を持っているのかが違うのだ。おそらく今回の役はそのような点を強みとして活かし、様々な事件を解決する、今までとは違う人物を見ることができるだろう。

―自身もある程度サイコパスの気質があると思うか。

パク・ヘジン:誰もが持っていると思う。実際に映画で見るサイコパスが持つ殺人衝動のようなものは感じたことはないが、十分にある程度は持っていると思う。

―共演したマ・ドンソク、キム・サンジュン、キム・シンイルなどは、貫禄のある俳優たちだ。

パク・ヘジン:前作のSBS「ドクター異邦人」では最年長だったが、今回のドラマでは最年少になった。可愛がっていただいているし、兄さんたちも優しくしてくださる。実は緊張していた。今までは基本的にファミリードラマや恋愛ドラマでロマンス演技をしていたが、今のように先輩たちと共演するのは初めてだったので不安だった。だが、撮影現場も楽しいし、マ・ドンソク先輩が本当に面白い。大先輩の演技派俳優を見て、どうしたらあのように楽に演じることができるのだろうと思うほどだ。

―今まで作品の中のパク・ヘジンのイメージでは、ほとんど紳士的で礼儀正しい男性の役が多かったが、変化に対する恐れはなかったのか。

パク・ヘジン:ドラマの宣伝は“天才サイコパス殺人鬼”という方向に行っているけれど、たぶん放送されれば思ったより優しい人物なので驚くかもしれない。「ドライヴ」という映画のライアン・ゴズリングの節制されたアクションと眼差しが好きで、その姿を少し参考にした。

―韓国では「星から来たあなた」から休まず3作連続で出演している。特別な理由があるのか?

パク・ヘジン:不本意ながら対外的に問題を起こしてしまい、3年というブランクがあった。これまで「ブランクがあっただけに、より熱心に休まず頑張っている」とインタビューで話してきた(笑) 正直、今は少し大変だと感じている。それでも、俳優として素晴らしいシナリオを逃すのはもったいないと思い、連続で作品に出演をすることになった。今回は「こんなに素晴らしい脚本家や監督と一緒に仕事することはめったに経験できないことだ」と思い、出演を決めた。この作品が終わったら、きっと何かが残ると思う。

―俳優業以外にも、自身が告訴した悪質なネットユーザーたちとボランティア活動をする計画を明かし、話題になった。

パク・ヘジン:もちろん最初はあまり気分が良くなかった。問題になった悪質な書き込みの内容を読んだ後、「果たして僕はあの人たちの顔を見ることができるだろうか」と思った。でも、彼らが大きな意味を持ってあんなコメントを残したとは思わなかった。まるでお酒のつまみのように、何も考えずに書いたのだろう。だから、顔を見て気楽にどうしてあんな書き込みを残したのかを聞いてみたかった。僕は何も悪いことをしていないので、どうしてあのようなことを書いたのか、気分はどうだったのか、当事者の気持ちを聞いてみたい。そうすれば、ああいったコメントをする方々がどんな考えを持っているのか理解できると思う。おそらく悪質な書き込みで苦しんでいる芸能人の皆さんにも役に立つだろう。

―様々な作品に出演してきたが、また違ったイメージに変身する計画はあるのか? 脱いだりすることについて考えたことがあるのかも気になる。

パク・ヘジン:脱ぐ演技に対する負担はまったくない。体格がいいからではなく、ジャンルの一つだと考えているからだ。もちろん、タイトルがなかったり、公開されない映画に出演するつもりはない(笑) ストーリーの流れで露出が必要なら、いつでも脱ぐという心の準備はしている。そのようなキャラクターを任されたら、6ヶ月前からトレーニングして身体を作っておきたい。

―今年はパク・ヘジンにとってどんな1年になると思うのか?

パク・ヘジン:視聴者は韓国の作品を中心に見ているので、1年に3作は簡単ではないと感じるかもしれない。でも、僕はここ数年間、中国の作品まで合わせて毎年3作程度に出演してきた。キャラクターを準備する時間が少し足りないとは思っているが、それはまた自分で乗り越えなければならない部分だと思っている。「悪いやつら」が終わったら、次は「男人幇2」(中国ドラマ)の撮影が待っている。その作品まで終わらせたら、少し休めると思う。

記者 : チャン・ソユン、写真提供 : WMカンパニー、翻訳 : チェ・ユンジョン、ナ・ウンジョン