「優しい男」すべてがひっくり返った ― Best or Worst

「優しい男」すべてがひっくり返った ― Best or Worst

写真=TENASIA

ストーリー

記憶を失った愛はどこから始まり、どこまで行くことができるだろうか。マル(ソン・ジュンギ)はウンギ(ムン・チェウォン)に自分が本当に愛している人はハン・ジェヒ(パク・シヨン)だと告白し、ウンギを傷つける。追い打ちをかけるように父であるテサングループのソ会長(キム・ヨンチョル)まで息を引き取り、ショック状態で車を運転したウンギは交通事故に遭う。そして約1年後、「生きたいと思う意思はこれっぽっちもない」まま詐欺師として生きていたマルは記憶を失ったウンギと再会する。「私たち、とても愛した仲ですよね?」と尋ねる彼女も以前とはすっかり変わっていた。

Best or Worst

Best:今まで「世界のどこにもいない優しい男」(以下「優しい男」)が裏切りと復讐を繰り返して物語を繰り広げてきたのは、ウンギの記憶喪失の後のストーリーを引き出すためだった。今までジェヒとマル、そしてウンギは、お互いに忘れることのできない記憶を刻むと同時に傷つけ合った。ドラマは昨日放送された第9話で、やっと記憶を失ったウンギを登場させ、新たな展開の糸口を提供した。倫理や記憶を投げ捨てて自我を消したジェヒとマル、そしてウンギ。彼らはもうこれ以上落ちるところがないどん底から再び物語を始めた。ハン・ジェヒはその美貌で他のグループの会長を誘惑し、彼の妻を脅迫するほど最悪な人間になり、マルは詐欺や産業スパイなどの不正で金を儲け「体の中に別人が生きている」ように、何の意欲も希望も持たずに生きている。ウンギも、父もグループも失ったまま、自分が愛した人はカン・マルだったという記憶だけを無理に追いかけている。前半部分で築いてきた彼らの関係が、今後どう展開されるかは予測できない。しかし、本格的なストーリーが今やっと始まったという点で、もう一度「優しい男」に期待する価値はあるだろう。

 
仲間たちとおしゃべりするポイント
― 脅迫する演技、お酒を飲む演技、トイレに行きたい演技まですべて魅力的に演じるハン・ジェヒの兄はまさに「息もできない」のヤン・イクチュン監督。これがまさに“忠武路(チュンムロ:韓国の映画界の代名詞)の演技派監督”4位に輝く名演技というものです!
― 時々登場する幼いマルも気になりましたよね?白い肌と長い足を持つこの少年の名前はカン・チャンヒ、MBC「私の心が聞こえる?」でチャ・ドンジュ(キム・ジェウォン)の子役を演じた俳優です。
― ヘアサロンに行ってハン・ジェヒのように髪を短く切ってくださいと言いたいけど……私たちにはたぶん似合わないと思う。みんなが知っているその理由は、悲しすぎるからあえて話さないことにしよう。
記者 : ファン・ヒョジン、翻訳 : チェ・ユンジョン