BEAST イ・ギグァン「デビュー7年目、全盛期を待っている」

BEAST イ・ギグァン「デビュー7年目、全盛期を待っている」“熱心”“最善”“努力”という3つの単語はBEASTのイ・ギグァンとインタビューする間、何回も登場した。情熱と覇気で武装した新人のインタビューでもないのに、イ・ギグァンは超然とした顔で落ち着いて初心を想起させるような言葉を返事のたびに欠かさず話した。ステージでは爆発的なエネルギーを披露するBEASTのメンバーとして、ブラウン管では役者や芸能人として縦横無尽に活躍できる理由がここにあった。すでにトップに立っているが、もう一つの目標に向かって休まず走り続けながら「全盛期が来ると思っていて、その時を待っている」と言う彼からは謙遜の気運も感じられた。彼が7年という長い時間を通過してきて得たものは、多くの1位のトロフィーと熱い人気だけではなかったことに気づかせてくれた。「人生は予測できない。与えられた仕事に最善を尽くしながら進み続けることが自分にできることだ」と話す男、イ・ギグァンに会ってきた。

―ミュージカル「ロビン・フッド」のヤン・ヨソプの最後の公演の時、人々がざわついていたので後ろを振り向くと、ハンサムな青年たちが客席に座っていた。

イ・ギグァン:ああ!(ユン)ドゥジュンと行った。でも、ハンサムだったと言われても帽子や眼鏡などで全部隠していたのに。ハハ。

―いや、MBC every1「SHOWTIME Burning the BEAST」では自分で「僕は芸能人になれるような顔なのか?」と言っていたが、事実は認めよう。イ・ギグァンはハンサムだ。

イ・ギグァン:そんなことを言ったのは事実だが、ハンサムな方はとても多い。背が高くてかっこいい方に比べると、僕は足りない点が多い。まぁ、(茶目っ気の混じった声で)不細工とは思っていない。ハハ。「(感嘆するかのように)ああ~この子、本当にハンサムだな~」とは思えないということだ。ただ、ちょうどいい感じで「あ~イケメンだね~」ぐらいかな?ハハ。

―顔のラインがきれいだから、ビジュアルから男らしい感じが漂う部分も考えてみたことがあると思うが。

イ・ギグァン:もしより男らしい顔だったら、もっと人気が高かったはずだ。ハハハ。(独り言のように)それで、ドゥジュンの顔がとても羨ましい。非常に男前なハンサムさを持っているからだ。でも、僕は両親から授かった顔に十分満足しているので、熱心に頑張って生きてみるつもりだ。ハハ。

―それでは、イ・ギグァンが考える“男らしさ”とはどんなものなのか?

イ・ギグァン:ばか正直な感じじゃないかな。見た目はどうであれ、内面が頼もしい人が本当の男だと思う。自分が言った言葉は必ず守って信頼を与えることが男らしさだと思う。

―あっ、この質問から聞くべきだった。最近、どう過ごしているのか?ハハ。

イ・ギグァン:ゆっくり休んでいる。先週は「BEAST MUSIC」(BEASTの日本現地の独立レーベル)のために日本に行ってきたが、その他には運動をやったり、個人のスケジュールを行ったり、時間があるたびにNodayという作曲家の兄さんと着実に曲作業も行っている。

―Instagram(写真共有SNS)に「新しい靴をはいて作業しよう」と書いてあったが、それは作曲に関する話だったね。昨年、自分で作詞作曲した「HISTORY」と「SO HOT」がBEASTのアルバムに収録された。曲を作りながら創作の楽しさもたくさん感じたと思う。

イ・ギグァン:その通りだ。もらった曲や(ヨン)ジュンヒョンが書いた曲でダンスを踊ったり、歌を歌うのも楽しいが、自分で作詞作曲した曲をメンバーたちがステージで披露してくれるのは本当に嬉しかった。胸がいっぱいになった。コンサートで「HISTORY」を披露したが、当時、僕は足首を怪我してダンスを踊れないかもしれない状況になっていた。病院に通ってコンサートでダンスを踊れるようにはなったものの、その前までは練習の時にメンバーたちが踊る姿を椅子に座ってただ見つめていた。そうやってメンバーたちを見ていたら、本当に感無量だった。ジュンヒョンはいつもこんな気分を感じているんだろうと思った。それで、より熱心に作業している。次のBEASTのアルバムに再び曲を収録できたらいいなと思う。タイトルのように多くの人が好きな曲も書いてみたいという意欲もあるが、今はメンバーたちが好きで一緒に歌って踊る曲なら、ただ嬉しくて楽しい。

―これは些細な好奇心だが、Instagramの最初のページに「GEEK」と書かれているのはどういう意味なのか?自分はオタクということなのか?それとも、オタクになりたいという意味なのか?

イ・ギグァン:両方だ。「GEEK」は辞書の意味では「がり勉、変わり者、オタク」という意味だが、ヒップホップやポップの歌詞で「GEEK」は「何か一つに夢中になって、狂って、集中している」という感じの単語だという。実は僕の名前も(声に力を入れて)イ・“ギク(GEEK)”・グァンじゃないか、ふふ。発音もよくて、上手くマッチできるから、この単語が好きだ。“僕のもの”のような感じがする。「ギク(GEEK)」!ハハ。

―そんな意味があったのか、ハハ。今回インタビューを準備しながら昨年、活動した姿を再び探して見たが、演技や歌、ダンス、MCまで本当にすべてのことを見事に行っていた。昨年だけ見ても、UHDドラマ「二十歳」やBEASTの活動、ジャングルにも少し行ってきて、OnStyle「スタイルログ」の進行まで行った。

イ・ギグァン:(頭を下げてテーブルに額を打ちつけながら)感謝する。ハハ(イ・ギグァンはこの言葉を終えた後も何度も頭を下げた)

―そんな中、あの人が大衆に見せる姿は生まれつきの才能と努力がどれぐらいの割合で混合されているのだろうということが気になった。

イ・ギグァン:才能というものは生まれつきのものと思っているので、そんな部分も無視することはできない。だが、僕にももちろん持って生まれた才能はあるだろうが、それだけでは足りない。それで、プロとしてプロフェッショナルな姿をお見せするためにいつも自分の仕事に対して責任感を持って熱心に努力している。バラエティに出演する時はより面白く行動して視聴者に笑いを届けようと思って、演技を披露する時は多くの方が僕をアイドル歌手と知っているが、実は演技も上手くて俳優のような姿も持っていると思うように努力する。

―ひょっとしたら、自分はこんな部分が足りないと思っている部分もある?

イ・ギグァン:当たり前だ。多くのものが足りないと思う。ステージに立っている時も、演技を披露する時も、バラエティ番組に出演する時もそう感じる。だから、常に努力するしかない。熱心に練習を続けて満たしていかなければならない。

―一方では、すべてが上手にできるから、その中の一つに対する“深さ”も考えられるだろうとも思った。

イ・ギグァン:そうおっしゃる方も多い。すべてのことに上手い方だから……ハハ。自分の口でこんなことを言うなんて……ハハ。書き込みなどを読んでみるとそう考える人もいるので、ある意味、僕のそんな特徴は長所であるが、短所にもなれると考えてみたことはある。

―イ・ギグァンという名前を聞いた時、人々の頭に強烈なイメージが一つだけ残るとしたら、どんなイメージがいいのか?

イ・ギグァン:えーと、まずは歌手だから歌手としてのイメージがいいと思う。でも、先輩の中でステージに立つ時も素敵だが、演技を披露する時は本当に役者らしく、バラエティに出演する時は本当に面白いような人が本当に多いじゃないか。そのためか、僕もあらゆる分野で上手いというイメージ、あの子はすべてが上手にできるというイメージをより一層固めた方がいいような気もする。

―欲張りのように見える。

イ・ギグァン:欲張りだ。ハハ。何かをやり遂げたいと思ったら、途中で諦めず最善を尽くして最後までやり遂げようとする方だ。そのため、BEASTとしてもまだやるべきことがたくさん残っていると思う。新人の時はまた知らないことが多くて足りない面が多かったとしたら、今は本物のプロとして7年目という経歴に相応しい姿を見せなければならないと思う。

―本当にデビューしてからもう7年目になる。これまで芸能人として過ごしてきた人生はどうだったのか?

イ・ギグァン:とても忙しく過ごしてきたと思う。新人だった時は何も知らないまま最善を尽くして前にあるものを取ろうと努力した。でも、今は経歴を積み重ねて社会生活や色んなことについて学んだ。それで、もう少し成長して経験から来る余裕ができた。

―社会生活に関して話したが、イ・ギグァンが属している社会はどんなところだと思う?

イ・ギグァン:大変だ。本当に難しい。社会生活をする中で難しくないことはないだろう。芸能人だからではなく、他の職業を持ったすべての人がそうだと思う。みんな社会で難しい部分にぶつかるようになるが、それを自分がどれほど上手く乗り切っていくかの問題だと思う。その過程で得るものがあれば、社会生活を上手くやっていると思う。

―どうすれば上手く乗り切れると思う?何だか相談の時間みたいになってる、ハハ。

イ・ギグァン:ハハ、そうだな。まず、お互いに信頼を与えられるように正直にならなければならない。そして、裏で悪口を言わないことだ。それだけしっかり守れば、他人が自分を見る時も正直で信頼できる人として見てくれると思う。僕は今までそんな風に生きてきた。できるだけ嘘をつかずに正直に話そうとして、人が僕に秘密や辛いことを話した時はそれを守ってあげた。そうやったら、いつの間にか僕のそばにいい人たちがいた。

―それで、BEASTとしても長い間上手く活動していると思う。

イ・ギグァン:僕たちはチームワークがいい。まず、ドゥジュンがリーダーとして上手く引っ張ってくれている。ドゥジュンは顔は男前だが、性格はそうでもない。ハハ。とても優しい。その優しい心で皆をリードしている。素晴らしいリーダーがいるから、僕たち6人が上手くやっていけると思う。他のメンバーの場合、(ヤン)ヨソプは自分に与えられたことに対してすごく熱心に努力する。いつも最善を尽くす素敵なメンバーだ。(ソン)ドンウンはチームの最年少なのに考えが深くて誠実だ。ジュンヒョンはBEASTのプロデューサーとして常に最善を尽くす。また、服のセンスも良い。ハハ。そして、(チャン)ヒョンスンは少し4次元(個性が強く、ユニークな考え方を持)のように見えるが、ステージにいる時は集中力がとても強く、歌手としてのプライドが高いのでBEASTがステージに立つ時に本当にいなくてはならないメンバーだ。

―聞いていたら、メンバー全員がいい人そうだ。

イ・ギグァン:(口元に微笑みを浮かべながら)優しい人だけがいっぱい集まっている。だから、辛いこともあったが、上手く乗り切ってきたと思う。

―歌手としての活動は2009年に始めたが、中学校3年生という幼い頃に所属事務所に練習生として入った。10年以上、同じ道を歩いているが、自分の選択について後悔したことは一度もなかったのか?

イ・ギグァン:練習生の時は大変だった。他の子供たちは勉強して大学に行くことを考えているのに、僕は未来が保障されない練習生の生活をしていたからだ。果たしてデビューできるかなと思って苦しんだ時代があったが、母親のおかげでよく乗り越えることができた。母親は僕のためにたくさん祈ってくれた。その時、母親が「神様は私たちが耐えられるほどの苦痛だけを与える」と言ってくれた。それが今までも心の中に深く残っている。辛かったり、疲れた時、その言葉を思い浮かべて耐えていたら、BEASTになって今ここにいる。ヘヘヘ。母親がいなかったら、今の僕はいなかったと思う。

―BEASTとして活動してから両親とはずっと離れて暮らしていると聞いたが。

イ・ギグァン:メンバーたちと一緒に暮らしたが、昨年から一人暮らしをしている。宿舎で生活した時は男同士で暮らしながらゲームをやったり、スケジュールが終わって帰ったら一緒に映画を見たりするのが面白かった。でも、一人で暮らしたらそんな面白さはなくなったが、一ついいことは寝たい時にぐっすり寝れるということだ。みんなそれぞれ個人的なスケジュールがあったから、自分が休みたかったり、寝たい時に寝れなかったのが宿舎生活の一つの欠点だった。夜遅くスケジュールを終えて帰ってきたのに、早く起きるメンバーがいたり、休むメンバーもいるから、宿舎は少しうるさかった。僕は少し鋭敏な方なので寝ている時、音がよく聞こえる。それで、その時は少し疲れていたが、今は寝たい時はぐっすり寝れるからそれはいい。

―一人でいると、相対的に考える時間も多くなるはずだが。

イ・ギグァン:考える時間が多くなって憂鬱になりそうな時は、好きな兄さんたちや友達に会いに外出する。ジムに行ったり、サッカーやボーリングをやったり、映画を見たり、コーヒーを飲みながら、一緒におしゃべりして楽しく遊んでいたらストレスも解消できる。

―最近一番多く考えていることは?

イ・ギグァン:僕の未来かな?ふふ。僕ももういい年齢だし、芸能界の活動が長いから、考えが多くなった気がする。

―実は昨年、BEASTがもう一度の全盛期を迎えたと思った。それでは、イ・ギグァンの全盛期は過ぎたと思うのか?それとも、今かこれから来ると思う?デビュー以来、ずっと成功を収め続けている感じがして祝福を受けた人生のような気もした。

イ・ギグァン:(全盛期が)来ると思っていて、その時を待っている。もちろん、僕も自分の人生は祝福を受けたと思っている。僕の十年以上の友達は今就職をしたり、軍隊に行ってきて再び学校に通ったり、そうじゃなければ就職の準備をしている。同い年の一般的な人に比べても、早く仕事を始めて多くの人から愛されているので当然そう思っている。厳しい確率ではあったが、このように人気を集めているということも祝福である。人生は何か一つを得れば、一つは捨てなければならない。だから、今の人生のために犠牲にしたものに対しては当然なことだと考えている。

―自分の人生は成功したと思う?

イ・ギグァン:そうだとは思うが、さらに大きな成功を収めなければならないだろう。成功や幸せというのがどんなものなのかいつもよく分からなくなるが、その2つは似ている気がする。本当の幸せ、本当の成功は一体どんなものだろう。それを知っていたら本を書く。ハハ。僕もまだよく分からない。ただ、コンサートでファンたちと一緒に遊ぶ時は幸せだとはっきり言える。僕が歌って踊る姿を見て喜んで叫んでくれるファンの姿から幸せを感じる。もう僕たちもいつの間にか“中年ドル’”になった。ふふ。それなのに、まだ好きな気持ちを忘れず僕たちをいつも愛してくれる方々が多いということ自体もすごく感謝している。そんな気持ちは僕たちが次のアルバム、次のステージをより頑張れるきっかけになると思う。

―ハハ、“中年ドル”か。確かに、アイドルグループに会って話を聞いてみると、尊敬する先輩にBEASTを挙げている。記事に出していないだけで、本当に多かった。

イ・ギグァン:あ、そうなの?何と言えばいいだろう?ウハハハハハ。

―BEASTのように成長したいという話から、具体的には「『Good Luck』の活動の時、リハーサルする姿を見たが、エネルギーが半端じゃなかった」「いつも明るく挨拶してくれる」などがあった。

イ・ギグァン:あ、そうそう。僕たちは礼儀正しい。ハハハ。メンバー全員が真面目で謙虚だ。「Good Luck」の時は特に気を使っていたからそう感じたかもしれない。このような話は初めて聞いたが、(後輩たちに)感謝する。僕たちが好きで認めてくれる後輩がいるという話は本当に嬉しい。その後輩のためにもより熱心にリハーサルをやらなければならないと思う。挨拶も頑張ってやる。ハハ。

―どんな姿に成長したいのか?ひょっとしたら、自分で描いている未来図があるのか?

イ・ギグァン:いつまでBEASTをやるかは分からないが、長い間一緒に踊って歌いたい。こうやっていたら、自分が望む道を自分でよく開拓していけると思う。BEASTのメンバーたちはソロとしても夢を持っていて、それのために一生懸命に努力する人だから、今のように着実に頑張れば良い姿を見せ続けることができるはずだ。僕も歌も、ダンスも、バラエティも、以前よりさらに発展したということを僕自身も、見ている人も感じるような人になりたい。

―来年の今ごろには何をしていると思う?

イ・ギグァン:おそらく春を感じているだろう。ははは。まだ来年のスケジュールは出ていないから、何をしているかよく分からない。

―ハハ、スケジュール次第だね。人生は予測可能だと思う?

イ・ギグァン:いや~(すべてを知っているかのように)そうなったら、それは仏様だ。ただ与えられた仕事に最善を尽くしながら進み続けるべきだと思う。

記者 : イ・ジョンファ、写真 : ク・ヘジョン、翻訳 : ナ・ウンジョン