【スーパールーキーのパフォーマンス探求 Vol.1】Monsta X、自由奔放さと群舞の調和

“アイドル音楽の花”はパフォーマンスだ。ダンスは最も直観的に受け入れられる情報であるだけに、明確なコンセプトを持って作られるアイドルにとってパフォーマンスはグループのコンセプトや音楽を最も上手く表現できる最高の手段になる。どんなパフォーマンスを披露するのかによって、同じ音楽でも違うように聞こえる効果を発揮する。つまり、よく作られたパフォーマンスはアイドルグループの完成度に傍点を打つ役割を果たしてくれるのだ。それでは、最近デビューした新人グループのMonsta X、SEVENTEEN、ROMEOのパフォーマンスはどんな感じだろう。彼らのパフォーマンスの魅力を探ってみた。

写真=STARSHIPエンターテインメント、MBC MUSIC「SHOW CHAMPION」スクリーンショット

【Monsta X、君の心に“無断侵入”】

Monsta XはK.will、SISTAR、BOYFRIEND、チョンギゴ、Mad Clownなどが所属しているSTARSHIPエンターテインメントの7人組のボーイズグループだ。昨年12月から今年初めにわたって放送されたケーブルチャンネルMnet「No.MERCY」を通じてメンバーたちが抜擢された。Monsta Xはジュホン、ショヌ、キヒョン、ヒョンウォン、ウォノ、ミンヒョク、IMといった7人で構成された。

デビューアルバムは「TRESPASS」というタイトルで、7人のメンバーたちの挑戦的な生き方をテーマにした7曲が収録された。タイトル曲「無断侵入」は若さを代表するMonsta Xのイメージをそのまま表現したトラップジャンルのヒップホップ曲だ。BRAND NEW MUSICの代表であるRhymerがが総指揮を担当して攻撃的かつ挑戦的なキャラクターを表現し、メンバーたちのそれぞれのポジションが印象的な組み合わせを作り出した。

Monsta Xは今年デビューした新人ボーイズグループの中で最も頭角を現している。デビューから20日でYouTubeで120万回の再生回数を記録し、中国の動画サイトであるTudou(土豆)では330万回の再生回数、他のサイトでは再生回数50万回を超えた。SBS MTV「THE SHOW」シーズン4でTOP5に入ったのはもちろん、Youku(优酷)、Tudou、音悦台(YinYueTai)の中国3代動画ポータルサイトのメインを総なめにして海外からも反応を集めている。

パフォーマンスポイント1. 「無断侵入」に盛り込まれた強烈なメッセージ

Monsta Xの「無断侵入」は直説的だ。自信に満ちている。「knock knock さあ 入ります。君はきっとシムクン(心をときめかす)することが明らかです」と宣戦布告する。「僕はそこにいる他の可愛らしい子たちとは違う」「噂が遠くまで広がるように 僕に勝手に悪口するように」と挑発的で強い男性像を表現している。ヒップホップグループらしいスワッグ(SWAG:センスやファッションスタイル、魅力を意味するスラング)と音楽界に向けた挑戦状を率直に盛り込んだ。

パフォーマンスもMonsta Xのメッセージを表現することに主力した。「無断侵入」というテーマを生かすため、ほふくする感じでオープニングを開いて、ドアを足で蹴ったり、侵入するパフォーマンスを誇張してメッセージを伝えることに力を入れた。

パフォーマンスポイント2. 自由奔放さとカル群舞の調和

「無断侵入」は導入部でサイレンを連想させるサウンドとトラップビートが調和を成して緊張感を醸し出す。その後、雰囲気が落ち着くが、リフレイン(繰り返し)になるにつれ再び緊張感が高まる。そして、パフォーマンスもこの流れをそのまま追っている。バース(Verse:サビの前に配置される序奏部分)ではソフトな雰囲気の流れとともに、個人の魅力を発散できるタイミングが与えられるが、リフレインでパワフルなカル群舞(体を曲げる角度から指先まで完璧な刃物のように合わせるダンス)を見せて一つになる。

Monsta Xのパフォーマンスを担当したジギBROSは「“ヒップホップ”というジャンルはMonsta Xの音楽的なベースであるだけに、全体的に自由奔放な感じを生かしながらも、パワフルで節度のある群舞を取り入れて画一的なアイドルの群舞から抜け出そうと努力した」と伝えた。Monsta Xがヒップホップの魅力とアイドルの魅力をいずれも持って調和を成すために努力したことが分かる。

パフォーマンスポイント3. このシーンは逃さないでください

足でドアを蹴って中に入るようなパフォーマンスは「無断侵入」を象徴的に表現した、逃してはいけないポイント振り付けだ。続いて“シムクン”パートで胸を掴む動作、「入って ぱっと」で腕を大きく振る動作など曲の歌詞を男らしいパフォーマンスで表現した部分も視線を引き付ける。

ソロパートに集中したポイントも曲の所々にある。1節の「Get Up」という歌詞が繰り返されながら一列に立っていたメンバーたちが順番に離れていくシーン、2節のジュホンのパートでメンバーたちがジュホンをスリングショットのように飛ばすシーンなど、様々な構図と動作を生かしたパフォーマンスが目を離せなくさせる。

記者 : パク・スジョン、翻訳 : ナ・ウンジョン