CNBLUE、様々な試練があっても音楽を諦められない理由 ― Vol.2

写真=FNCエンターテインメント

確かな道だけを歩いているものだと思っていたCNBLUEにも試練はあった。CNBLUEは“作られたアイドル”というアイドルとしての偏見、ヒット曲「ひとりぼっち(I’m a loner)」を越えられずにいるという自己嫌悪感、音楽番組のシステム上選ぶ他なかった当て振り(楽器を演奏するふりをすること)に対する批判など、越えなければならない様々な壁にぶつかってきた。ジョン・ヨンファはインタビューにおいて“不眠症”を告白し、これまでの苦労を率直に語った。彼らの心は、先日4日に発表した新しいアルバム「Blueming」の収録曲「YOUNG FOREVER」でも垣間見ることができる。「まだ若くて過ぎゆく途中なだけ、「一人取り残されたという錯覚の中に」「最後が来たらその時は話すよ」など、自分に言い聞かせるような自叙伝のような歌詞が込められている。CNBLUEは様々な試練にも負けず、夢に向かって突き進むという意志である。

 

―収録曲「YOUNG FOREVER」の歌詞が自叙伝のように見えたりもする。どんな意味を込めたのか。

ジョン・ヨンファ:個人的にタイトル曲を除いて一番好きな曲だ。僕は少し不眠症なところがあって、夜眠れない時に書いた曲だ。僕たちが初めてデビューした時は爆発的だったので、その気分や体感がなかったら成功はしなかったとよく考えていた。今考えてみたら、僕たちはずっと着実に上がってきたのだが、体感がなかったために大変だった時期があった。そのような時期を思い、曲を書いた。年を取って、僕が大人だから辛いのではないか。何も分からず、ただ挑戦する時は、後先を考えずにしていたが、僕も大人だから手本を見せなきゃというそんな強迫観念が強かった。これは完全には消えてはいないが、音楽で表現しながらストレス解消にもなった。以前に比べ、僕が伝えたい言葉を音楽にもっと真剣に注いでいけるということを「YOUNG FOREVER」を通じて深く感じた。

カン・ミンヒョク:「YOUNG FOREVER」をヨンファ兄さんが聞かせてくれた時からタイトル曲になったらいいなと思っていた。歌詞や全体的な感じが、色々と考えさせるものがあった。ヨンファ兄さんやジョンヒョン兄さんやCNBLUEの音楽を書きながら、責任感を持って先導しているように感じる。いつも先導しているから、責任を持つのことで負担になりはしないかと心配になった。今回の歌を聞いて言葉は発しなかったけれど、兄さんはメンバーにとても尽くしていて、そのメッセージが僕たちにも届くようなそんな感じがした。僕たちにとって大きな意味のある歌だと思う。

―「YOUNG FOREVER」の歌詞で「一人取り残されたという錯覚の中に」というのがある。実際のところ、そんな思いはあるか。

ジョン・ヨンファ:少しある。前はそう感じなかったので尚更感じるようだ。例えば、初めてデビューした時「永遠に君と一緒にいるから」という言葉を多々聞いてきたが、ある瞬間からその人々が見えなくなっていた。今、僕のもとに残っているファンたちと周りの人々に、本当の大切さをもっと感じることができる。僕は当時満足していて、ファンは当然いてくれるものだと思っていた。今からでも遅くはないと考え直し、ファンたちにもっと上手く接していかなきゃと、そんな思いで書いた。

―不眠症はいつからか。

ジョン・ヨンファ:不眠症はもう長い。考え事がとても多い。考えだしたら止まらない。気持ち楽に持とうと考えても、それが上手くいかない。願望がとても多くて、その願望まで達しなかった時の虚脱感がイヤだった。もう考えるのはよそうと思っても、考えをやめると僕が現実に満足するのでなく、考えを置いてそこでまた別の考えをしなきゃという思いになっていた。今はもうぐっすり眠る気分を忘れてしまった。早くそんな時が来てほしい。

―スランプに陥っているのではないのか。

ジョン・ヨンファ:正直、僕に大きなスランプはなかった。スランプではないが、最初からうまくいったし、何をしても話題になった時期があって、非常に注目されながら始めたので、そんな気持ちがないと成功したという気がしていなかった。今考えてみれば、毎回はそうならないと思う。そうじゃなかったら既にビルボードスターになってたはずだ(笑) 7年目のバンドとして大きく起伏もなくして今まで来れたこと自体、今年に入って今まで本当によくやってきたと思う。だが、もう一度跳び越えるんだという思いはある。

―メンバーはジョン・ヨンファの話を知っていたか。

イ・ジョンヒョン:23、24歳の時、皆それぞれに大変な時期があった。僕たちは同じ年頃の友達が同じ年では感じられないそんなことを早く体験して、耐え難いことを克服しようとしたのでストレスを受けた。今はそのストレスを克服したからか分からないが、耐え続けながら自ら成長したなと感じるのだと思う。乗り切る方法も一つずつ学び、音楽で表現して作品で表現しながら多くのことを経験できるのが良い。

―7年目のアイドルバンドだ。これまで誇りに思うことや苦悩もたくさんあっただろう。

ジョン・ヨンファ:誇りもあり苦悩も多かった。今でもコメントで上がってくるのは、「こいつらに何が分かるんだよ」だ。「お前は何が分かるんだ」と思うこともある。悪質なコメントに対しては、ある境地を越えたようだ。アイドルバンドとして大変な点も多い。メジャーバンドとして事務所との折衝点も必要で、ファンたちが好む要素もなければならないので、この3拍子を合わせるのが大変だ。以前は事務所の比重が大きかったが、今は僕たちが望む比重が大きくなった。僕たちが望んでも大衆が望まない音楽ならやりたくない。今までよく成長してきたとたくさん感じる。この場所を絶対逃さない。

―普段からネットニュースのコメントはいつも確認するのか?

ジョン・ヨンファ:コメント欄は好感順で見る(笑) フィードバックしなければならない部分があるならするが、そのようなコメントはあまりない。話にならないものが多い。そういうのはむしろ面白い。お前が何を知ってるんだ!って(笑)

イ・ジョンシン:芸能人として耐えなければならない部分だ。そんなふうにストレス発散する人は絶対いるので、そういった人々にやられてあげるのが芸能人の宿命だ。

―活動している上で最も大変な点は何か?

イ・ジョンシン:「ひとりぼっち」の時、最初から大きな関心を受け、大変さを感じる暇もなく忙しく過ごした。活動しながらスキャンダルを起こしたメンバーもいないが、メンバーそれぞれに大変だったことは絶対あるはずだし、それを乗り越えて、良いことを喜んで過ごすこと自体、よくやってきたなと思う。

ジョン・ヨンファ:「ひとりぼっち」の時はすべてのバラエティをはじめ、できる限りのことは全てやりつくした。週2時間しか寝られなかった。体が疲れて休みたいとも思った。その後も忙しくなかった訳ではない。番組で先輩方に「ヨンファはバラエティも上手で、芝居も上手で、歌手も上手で」と言われると、これまでよくやってきたんだと胸が一杯になった。作家さんが見出してくださり、周りの方々のおかげで感動する。当時、なぜ僕は大変に感じたのだろうかと思う。

―若くしてデビューし、逸脱の誘惑もあったのでは。

ジョン・ヨンファ:横道にそれた後に起きることに耐えるのがイヤだった。だから眠れないのかも(笑) もし逸脱すれば1年後にどうなり、こうするうちに30歳になって、30では何をしようか等々、こんな考えがぐるぐる回って眠れない(笑)

イ・ジョンヒョン:逸脱というものは、するなと言われることをしなくても十分に楽しめることが多い。釣りとか、面白いことが多い。

―活動して当て振りに関する悪質なコメントもあった。完全に克服できたか。

ジョン・ヨンファ:克服したと思う。音楽番組でライブを披露することは、時間の都合上できないと思う。だったら「出るんじゃないよ」と指摘する方もいるが、確かなことは当て振りは7年だけでも実力がつく(笑)

イ・ジョンヒョン:以前は良く思わない方々がたくさんいらっしゃった。でも今では僕たちの肩を持ってくださる方が多くて、長い戦いの勝利が見える。

ジョン・ヨンファ:以前に比べて視線は良くなったほうだ。以前から「時は薬なり」と思いながらインタビューしていた。時間が経つに連れて認められていく。

―活動しているうちに所属事務所FNCエンターテインメントも大型事務所になった。

ジョン・ヨンファ:ます、ユ・ジェソク兄さんがいるのがとても嬉しい(笑) だけど、僕たち自身が「以前頑張ったじゃないですか」と言うのは恥ずかしい。大衆の郷愁を刺激するのは本当に嫌いだ。社屋が新しくできた時「このレンガ僕のです」という言葉も本当に嫌いだ(笑) 社長にダイレクトに電話するのもシステム上良くないと思う。大きな事務所に合わせて僕たちも考えなければならない。

イ・ジョンヒョン:わずか3~4年前までは僕たちのアルバムが売れないと事務所全体がぐらついた。最近は一歩退いたので、若干気も楽だ。

ジョン・ヨンファ:それでも申し上げたいのは、昨年僕のソロアルバムとCNBLUEアルバムを出して事務所の売り上げを60%上げたことだ(笑) 今はAOAもうまくいって、とても良い。

イ・ジョンヒョン:人間は本当によこしまだなと感じたのは、何年か前に僕たちが清潭洞(チョンダムドン)に来て、これが次第に当然となって大切さを忘れる瞬間が頻繁にやってくる。

―メンバー同士のチームワークも変わらず続いている。

ジョン・ヨンファ:今まで変わったことは一つもない。みんな、気持ち良く答えてみよう!

イ・ジョンヒョン:出会ってから10年近くなり、ぶつかる部分はすでに昔全部整理をつけた。年を取るほど、むしろ良くなるみたいだ。

ジョン・ヨンファ:共同生活を続けていたらどうだったかは分からない(笑) 今は皆別々に住んでいて、各自で余暇の時間を過ごし、会えるとさらに嬉しい。こういうことがかえってもっと近くなる。

カン・ミンヒョク:メンバー同士、本当によく合う。いい縁に恵まれた。本当のバンドとして長続きするのではないだろうか。

イ・ジョンヒョン:外で耳にする話で気持ちが良いのが「どうやって君たち4人集まれたのかい」だ。こういった言葉は嬉しい。

―様々な試練があったのに音楽を諦められない理由は何か。

ジョン・ヨンファ:僕は天職だと思っている。アーティストじゃなかったら何をしていただろうかと考えたりもする。僕の友達も就職するために非常に努力しているが、そんな姿を見ると僕は幸せなんだなと感じる。友達の手本になりたい。その友達がどこかで「僕の友人ジョン・ヨンファだよ」って言ってくれるのは本当に幸せだ。だからこそ頑張り続ける原動力になる。

イ・ジョンヒョン:僕はバンドというのは仕事ではないと思うようになって数年になった。趣味だと思う。作品もそうで、多くの人がギターを弾いて歌うことを趣味にする。こんなに面白い事をしないでいる理由がない。

イ・ジョンシン:気力がなくなることもあるし、大変な部分もある。だが4人で音楽をして、大変な時は一緒に大変で、良い時も一緒に良くて、こんな生活自体が良い。今回のアルバムには韓国のアルバムとしては初めて僕の自作曲が入る。他の人には小さく見えるかもしれないが、僕にとっては意味が大きい。一緒に参加して、共有すること自体が幸福だ。

カン・ミンヒョク:僕は学生時代に両親と暮らしていたが、20代前半にメンバーと一緒にすごし、“カン・ミンヒョク”という人間を作っていっているようで意味が大きい。あまり表現しない性格だが、もう一つのしっかりした木があって、誰より人生を楽にしっかりと生きていると感じる。CNBLUEを一生続けていきたい。CNBLUEが心の中で大きな存在となっている。

記者 : パク・スジョン、翻訳 : 浅野わかな