楽童ミュージシャン、春の日は続く

写真提供=YG ENTERTAIMANT

ある兄妹がオーディションの曲を皮切りに、新曲を出すたびにチャートの1位に浮上し、独自の歩みを続けている。先日、ミニアルバム「思春記 上巻」を発表した兄妹デュオ、楽童ミュージシャンのことだ。2年ぶりに新しいアルバムで戻ってきた二人は、特有の清涼感で再び大衆の耳を傾けさせ、春の日を続けた。

―新しいアルバムを出した感想はいかがですか?

イ・チャンヒョク:2年間のブランクがありました。苦心の末に完成させたアルバムです。1stアルバムとは違った感じだという意見を頂きましたが、僕たちとしてはある程度成長した部分もあり、以前より多様化したと思います。2ndアルバムも楽童ミュージシャンのもう一つの色として聞いて下されば嬉しいです。

―1位へのプレッシャーが大きかったと聞きました。

イ・チャンヒョク:僕たちが感じるプレッシャーというよりは、期待して下さった方がたくさんいて、だからそんなプレッシャーがあったみたいです。「楽童ミュージシャンは心配ないだろう」「君たちがどんな歌を歌ってもみんな喜んでくれるさ」という周囲の称賛は、慰めになりながらも、一方ではプレッシャーにもなりました。

イ・スヒョン:本当に「君たちは絶対1位になるから」「絶対にチャートに名前が並ぶようにするから」と言われました。「そうかな?」なんて思いながらも、「もし上手くいかなかったらどうしよう?」という不安でいっぱいでした。

イ・チャンヒョク:正直、良い成績を取りたい理由は、それくらいの成績であれば、もう少し僕が音楽に対して語れる権利が生まれるからです。そうなると自分の色に固執しても「君たちの音楽を続けなさい」という答えを得ることができますから。

イ・スヒョン:1位になったからと言って、自信がついたとかはなかったです。ただ次のアルバムもまた上手くやり遂げなきゃと思います。

―「思春期 下巻」への期待も高いです。

イ・チャンヒョク:「思春期」のアルバム全体に、現在の思春期に置かれた青少年だけでなく、かつて思春期を過ごした大人たちの初心をも込めようと思いました。「思春期 上巻」では、思春期に置かれた子供たちに対する内容を歌いました。世の中が楽しそうに見えたけど、実際に出てきてみたら「何これ?」みたいな反応です。「思春期 下巻」では、既に思春期を体験した大人たちや思春期を控えた子、思春期を巡る人々に関する物語を扱う予定です。

イ・スヒョン:一つだけ付け加えるならば、バラード曲を入れる計画です。また「思春期 上巻」は私の誕生日に発売されることになりました。チャンヒョクお兄ちゃんの誕生日は9月なんですが、お兄ちゃんもその日に「思春期 下巻」を発売したいみたいです。だけどお兄ちゃん一人だけの希望なだけで、決まってはいません。

―ソロ活動したいという気持ちはありませんか?

イ・チャンヒョク:グループとして活動する歌手ならば、ソロへの意欲は当然のことだと思います。僕が考えるに、スヒョンはその才能は充分だけど、僕の場合は僕の実力に対する多くの方々の評価が分かれる方なので、慎重になります。だけど今回のアルバムの反応は、1stアルバムよりは確かに良くなりました。今よりいつかスヒョンのボーカルとも比べて「上手い」という声を聞くことになった時には、ソロ活動をしてみたいです。

イ・スヒョン:お兄ちゃんがソロ曲のデモ作業をしたのを聞いてみましたが、声も良かったし率直な感情があって良いと思いました。だけど足りない部分を挙げるなら、自分が表現したいと思うことをもう少し細かく表現できたらなと思います。それが磨かれれば、ソロ活動を十分できると思います。

―スヒョンさんも作詞・作曲に挑戦するつもりはありますか?

イ・スヒョン:実は個人的に事務所の方々とソロ曲のレコーディングをしていて、自作曲を準備しています。だけど曲を書くのは本当に難しいんです。お兄ちゃんは認められた作詞・作曲家で、多くの方々にも認められているので、私が曲を書くとなるとすごく期待されます。だから曲を書く以前からそんなプレッシャーが生まれてしまうのです。まず、よくあるメロディにならないように努力しています。お兄ちゃんの色とそっくりにならないよう努力しています。素材を探すのも入念にしています。

イ・チャンヒョク:スヒョンは最初、僕のスタイルを真似ようとしていました。ピアノの方が上手いのにギターを弾いたり、僕が使うコードを真似して使ってみたり、そんな姿を見て顔を背けました。僕だけの我流だと思ったからです。だけど後で聞いてみると、自分だけのスタイルを作っていて、発展していました。もう少し整えれば僕たちのアルバムに収録してもかまわないかもと思いました。

イ・スヒョン:お兄ちゃんは私が作った曲を絶対に褒めてくれません。毎回そっぽを向いて、それじゃないって言うんです。そのくせにインタビューの時だけ上手いって言うんです(笑) 私は小さい頃からお兄ちゃんの音楽を褒めてあげていたけど、それが間違っていたのかもしれません。

―楽童ミュージシャンは“清涼感”のアイコンとして定着しました。

イ・スヒョン:インターネットで「マスカットに似ている芸能人」というタイトルの記事を見たことがあるのですが、読んでいたら私の写真が出てきました。私たちをそのように見て下さって本当に感謝しています。

イ・チャンヒョク:初めから清涼感を楽童ミュージシャンの雰囲気にしました。それを基準に曲を作ってみると10代の清涼感がとてもよく表現されたみたいです。清涼感とは、いわゆる純粋さだと思います。今後もその雰囲気を失わないように色んな曲を作っていきたいです。

―新たな活動計画はありますか?

イ・スヒョン:最近バラエティ番組の出演オファーが増えて、収録番組がいくつか入ってます。

イ・チャンヒョク:実際僕たちは兄妹なので互いにとても気が楽です。そこらへんの兄妹のように喧嘩もするし。僕たちだけでいる時は、おかしな状況になる場合が多々あります。これまでテレビではそのような姿をお見せするのが難しかったのですが、バラエティを通じて本当の“リアル兄妹”の姿をお見せできるんじゃないかと期待しています。僕たちは皆さんが思うほどいい子ではないんですよ。

先日「SHOW ME THE MONEY」の出演者の方々と歌手のZian.T先輩に会ったんですが、僕のラップを褒めてくれました。もちろん本音じゃなかったかもしれませんが、認めていただけて本当にありがたかったです。今ある方と連絡を取り合いながら作業中です。もうすぐ結果が出てくる予定です。

記者 : キム・ユジン、翻訳 : 前田康代