K.will、デビュー10年で初のミュージカル「本当に胸が躍ります」

歌手K.willの顔がいつになく真剣だ。歌手としてステージに上がる時とは全く異なり、下手をすると暗く見えさえもした。新たな挑戦へのプレッシャーがそのまま伝わってきた。

K.willは2日午後、ソウル中(チュン)区のカフェGrévinで行った10asiaのインタビューで、ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」にキャスティングされた過程や所感、そして覚悟などを述べた。

彼は「ノートルダム・ド・パリ」を通じて、初めてミュージカルの舞台に上がる。主人公であるカジモド役に抜擢され、翌月幕を開ける公演の練習に邁進している。

「歌を歌う人間として、普段からミュージカルはとても魅力のあるジャンルだと考えていました。デビュー後初めてミュージカルのオーディションを受けたこともあり、いつも夢見てきました」

「ノートルダム・ド・パリ」は全世界でファンを獲得している大作で、韓国でも数回オリジナルチームの来韓公演で話題を集めた作品だ。K.willの負担が大きくならざるを得ない。

「ラジオをしている時、オリジナルチームが出演してくれました。カジモド役のマット・ローランが歌の話をしながら、ずっと『君、やってみたらいいよ』『よく似合う』と言うのです。積極的に言うのでかなり躊躇いました(笑) その後、制作会社からブラインドオーディションを提案されました」

K.willに与えられた練習時間は4日余り。彼は時間を割いて練習し、オーディションを受けた。合否はどうであれ、気持ち良くオーディションを受けられただけでも満足だった。結果は“合格”。彼はカジモド役でミュージカルデビューをすることになった。

「僕の歌の題名『胸が躍る』のように本当に胸が躍りますね。今でも熱心に研究し、悩みながら準備しています」

初めてであるだけに、大きな絵を描くことよりも、素晴らしい作品に迷惑をかけないよう上手くこなすことが目前の目標だ。かなりの負担からいつも緊張で震えているが、気を引き締め研究し、さらに研究を続ける。

「来韓公演も二度ほど見ましたし、動画もずっと見ています。全体練習はまだ入っていません。キャスティングが確定した後、焦りが出てきました。負担も大きくて、欲も出てきます。音楽監督に助言を求め、色んな話をしました。全てのことが初めてなので、今僕に難しくないと言えることは一つもありません。カジモドというキャラクターの姿勢に関して色々な話がありますが、それもまたよく学び研究しています」

K.willはデビュー10年で「ミュージカル俳優」として領域を広げる支度を整えた。

「ミュージカルファンたちの愛情度合についても色々と聞いているので知っています。『ノートルダム・ド・パリ』の場合、毎回来て見ていく観客もいるそうです。目標は大きくありません。一人で責任を負うコンサートではないので、僕が主人公ではありません。作品に迷惑がかからないほうがいいし、僕の公演を見た方々にも悪い記憶で残らなかったらいいですね。不自然にならずに、劇に馴染んでいけるよう最善を尽くします」

「ノートルダム・ド・パリ」は6月17日から8月21日まで、ブルースクエア・サムスン電子ホールで公演される。

 記者 : キム・ハジン、写真 : ソ・イェジン、翻訳 : 前田康代