キム・ソヒョン「2PM テギョン兄さんは11歳年上だけど年の差は感じられなかった」

写真提供=sidusHQ

小さい頃、先生に提出した宿題を返してもらう時、紫色の「たいへんよくできました」のスタンプを押してもらえると、すごく嬉しかった。スタンプ一つでこれまでの苦労を全部労ってもらえた気分になった。そこで考えた。女優キム・ソヒョンにも「たいへんよくできました」のスタンプを押してあげなければと。

いつのまにかキャリア10年の女優になったキム・ソヒョンがtvN「戦おう、幽霊」を通じて新たな姿を見せた。でしゃばりな女子高生幽霊キム・ヒョンジ役で天然色の演技を見せたキム・ソヒョンは、美しく淡いだけだった“初恋の人”にとどまらなかった。お転婆女子高生から幽霊を捕まえるアクション、成熟した24歳の演技まで、「『戦おう、幽霊』を通じて、やっと壁を一つを崩した」と語るキム・ソヒョンに会った。

―撮影がすべて終わった。現場の雰囲気はどうだったか?

キム・ソヒョン:すごく惜しみながらも楽しく撮影した。終わって皆「うわ~」と言いながら(笑) パーティーのように楽しく終わった。

―今日(8月30日)最終回が放送される。感想を聞いてみたい。

キム・ソヒョン:まず、撮影中はとても暑くて皆大変だった。そんな中でも皆息がすごく合って「よいしょ、よいしょ」と幸せに撮影した。最終回は「戦おう、幽霊」のカラーをたくさん詰め込んでいる。期待してほしいし、最後まで愛して下さると嬉しい。

―ヒョンジは最初、女子高生の幽霊として登場した。ヒョンジというキャラクターに初めて出会った時、どんな感じだったか?

キム・ソヒョン:初めは原作のウェブ漫画の印象が強かった。ケンカが得意で強い口調で、そんな設定だけでも十分魅力があった。今までやったこともない活発な役ができると思った。その後に台本を見たら、ちょっと愛嬌あって可愛いところが表現されていた。もともと可愛らしい性格ではないので心配だったが、むしろうまい具合に馴染めた。ヒョンジを通して、可愛くて愛らしい姿と成熟した姿を同時にお見せすることができた。幽霊は設定から来る楽しみもあった。おもしろい経験がたくさんできた。

―女優として作品を選ぶ基準はあるか?

キム・ソヒョン:私が見た時面白くて惹かれる作品や、伝えるメッセージが良い作品にたくさん影響を受ける。特に一話完結のドラマが好きで、KBS 2TVドラマスペシャルの2つの作品に出演した。私と同じ年頃の子や親世代の方が一緒に見られて、暖かいメッセージを与えることができる作品を選んでいるみたい。また、とてもやってみたい役に出会った時に作品を選ぶ。

―今まで引き受けた役柄で、一番苦しかった役はどれか?

キム・ソヒョン:MBC「会いたい」のスヒョン。この子が苦しくなるくらい残っていて、切ない感情がたくさん残っている。ドラマ自体もとても良かったし、撮影の時も監督からたくさん怒られながら学んだ(笑) スヒョンの役自体がかわいそうだった。その時、あまりにも感情に入り込んでいたからか、今でも強く残っている子だ。

―ヒョンジはどのように残るだろうか?

キム・ソヒョン:ヒョンジは私の友達だった。遊ぶ気持ちで撮影した。ヒョンジを作らなきゃと考えるより、実際の私の姿をたくさんお見せしようと臨んだ。

―確かにヒョンジを通じてイメージチェンジに成功したみたいだ。

キム・ソヒョン:明るい姿をお見せしたいという最初の目標を成し遂げた。今後ヒョンジよりもっと愛らしくときめく感情を表現しなければならない役もしてみたいし、またスリラージャンルで核心となる暗い役もしてみたい。

―キャラクターでは変身をしたので、スタイリングにも変化を与えたいという思いはないか?

キム・ソヒョン:今回の作品で多くのことを感じた。限界があった。まだ変化を与えるのは曖昧な時なので、次回作をしっかり検討して試してみようと思う。

―ヒョンジのスタイリングは“服一着の淑女”だった。

キム・ソヒョン:初めはそれがおもしろかった。女の子らしいワンピースに白い靴下とスニーカーを履くから。そして10話くらいになると、周りの皆さんが監督に、ヒロインの服着替えさせなくてもいいのかと言っていた。個人的にはピンク色のワンピースより制服のほうがもっと楽だった。これまで制服は乱さず着ていたのに、「戦おう、幽霊」で初めてボタンをはずして着たので、一味違った。

―ヒョンジは劇中ボンパルより年上だった。

キム・ソヒョン:そう、24歳だ(笑) 今までずっと学生の役だばかりしてきた。むしろ幽霊のキャラクターに対する負担は少なかった。ヒョンジが幽霊の時は19歳、死んだ姿そのままを表現しなければならなかったから。記憶を取り戻してからは、24歳は一段と成熟した姿を見せなければならないのだけど、視聴者の方が見て「あまりにも大人ぶりすぎているんじゃないか」という拒否感を感じないか心配していた。だからスタイリングや行動において、適切なラインを探そうと努力した。自然だけど成熟した雰囲気をお見せできるよう、スタッフの方々、スタイリストの方々が色々と気遣って下さった。

―年下の男ボンパルに扮した2PM テギョンは、実際は11才年上なのに(笑)

キム・ソヒョン:それでも年の差は感じられなかった。テギョン兄さんはとても活発だ。明るいエネルギーをもらえた。反面、真剣な時は男らしくてかっこいい。だから演技する時は共に真剣に臨んだ。演技の息もよく合ったし、普段もよく合った。おかげでヒョンジとボンパルの美しい姿が上手く活かせたようだった。

―テギョンにタメ語を話すシーンは気まずくはなかったか?

キム・ソヒョン:初めはちょっと慣れなかった。ヒョンジがボンパルに歯向かう性格で、きまり悪いしぎこちなかったけれど、親しくなってからは大丈夫だった。むしろ後になると慣れ過ぎてふざけたりもして。

―幽霊との演技はどうだったか?「戦おう、幽霊」は、幽霊の扮装がリアルだと有名だった。

キム・ソヒョン:私は扮装する姿を見たからそれほど恐ろしくはなかった。撮影現場が真っ暗な時、幽霊の方がトイレから出てくるときにばったり会うと悲鳴を上げた。スタッフの方が仰天していた(笑) 野外での撮影の時は一般人の方が驚いて通報することもあった。だから撮影開始の前まで、幽霊の方々をしっかりと隠していた。

写真=sidusHQ

―俳優イ・デビッドとはKBS 2TV「恋するジェネレーション」、映画「純情」に続き、3度目の共演だ。気が楽だっただろう。

キム・ソヒョン:本当に気楽だった。(イ・デビッド)兄さんは私にとって天使みたいだ。守護天使みたいな感じだ。「恋するジェネレーション」もそうだったし、映画「純情」の時も私を思ってくれる気持ちが感じられた。いつも大丈夫かと気遣ってくれて、心配してくれる。心の暖かいお兄さんなので、ありがたかったし、とても頼りになった。

―ヨ・ジング(「太陽を抱く月」「会いたい」)、ナム・ジュヒョク&BTOB ソンジェ(「恋するジェネレーション」)、テギョン(「戦おう、幽霊」)、相手役の年齢が高まっている。

キム・ソヒョン:本当だ(笑) 気が付かなかった。

―一番息が合った俳優を挙げるなら?

キム・ソヒョン:息は皆よく合った。(ヨ)ジング兄さんと撮影する時は、同世代だし子役の時から一緒なので気も楽で、友達のように撮影した。ソンジェ兄さん、ナム・ジュヒョク兄さんは落ち着いていて、色々と気遣ってくれた。テギョン兄さんは元気いっぱいだ。撮影現場でも一時も静かな時がなかった(笑) ポジティブなエネルギーで、ムードメーカーだった。

―同世代の役者の中で、特に親しい友達はいるか?

キム・ソヒョン:皆仲良しだけど、ジウ姉さんと一番親しい。

―演技に関する話もするか?

キム・ソヒョン:同世代の子たちとはむしろ話さない。演技的な部分は先輩や先生からたくさん学び、またたくさんアドバイスも求める。

―とても幼い頃から演技を始めた。役者を夢見る年齢でもなかったと思う。

キム・ソヒョン:そうだ。演技したいという考えもなかったし、好奇心で始めた。そのうちどんどん演技について知っていくのが面白かった。本当に女優になれる確信はなかったけれど、演技自体とても好きだった。自分のやりたいことをするのが好きなので、ある瞬間から女優をしようと考えた。

―女優になりたいと自覚することになった作品はあるか?

キム・ソヒョン:私はKBS 2TV「伝説の故郷」をデビュー作に選ぶ。(キム・ソヒョンは2007年KBS 2TV「幸せな女」でデビュー後、2008年「伝説の故郷」に出演した。) 当時9才で何も分からない時だったけれど、監督に言われた通りやっていたら面白いと感じた。ワイヤーアクションのときは難しい状況だったけど、とても面白かった。その時のそこでの気持ちがこれまで演技を続けさせた。

―その後、休むことなく作品に出演し続けている。辛くはないか?

キム・ソヒョン:体力的に大変だった時は「恋するジェネレーション」の時。それ以降では、健康を維持しなければならないと考えた。演技では……「戦おう、幽霊」の前に似たような演技をしていたので留まっている感じがした。新しいことを試みる時、恐れを感じるけれど、それでは限られた演技しかできないと思って「戦おう、幽霊」で挑戦を試みた。監督が私の居場所を作ってくれた。どう表現すべきか、苦しいときに少しずつ説明して下さり、気兼ねなく演技ができるように居場所を作って下さった。おかげで私にあった壁を一つを崩した。

―そのような大変な瞬間を勝ち抜いた原動力とは?

キム・ソヒョン:褒めてもらう事?(笑) 「よくやった」こんな褒め方でなくても、私が少しだけ努力した部分、例えば今回の作品で足りない部分を次の作品で直した時、そんなことを分かってもらえると幸せだ。懸命に努力したことに対して褒めてもらえると感謝の気持ちや力が出る。

―今回の「戦おう、幽霊」を通じていっぱい褒められたようだ。幽霊ヒョンジも大人のヒョンジも上手く表現した。

キム・ソヒョン:ありがとうございます(笑) また頑張って次の作品も頑張らないと。

 記者 : ソン・イェジ、翻訳 : 前田康代