「紳士の品格」5人のキャストが語るドラマの魅力

「紳士の品格」5人のキャストが語るドラマの魅力

写真=SBS

SBSドラマ「紳士の品格」は、放送前からチャン・ドンゴン、キム・ハヌル、脚本家キム・ウンスクという名前だけでも話題を集めた。その上先週は、日曜日の最高視聴率を誇っているKBSバラエティ「ギャグコンサート」を勝ち抜き、視聴率20%を越えた。だが出演者と制作スタッフの面々を見ると、20%はまだ足りない数値かもしれない。それに、作品に対する評価もさまざまである。しかし、22日午後行われた「紳士の品格」記者懇談会に参加した、主演俳優のチャン・ドンゴン、キム・スロ、キム・ミンジョン、イ・ジョンヒョク、キム・ハヌルにとって、この作品はすでに成功したかのようだ。 彼らは絶えず話題作に臨む姿勢について語り、「楽しくて、おもしろい」という表現を忘れることなく、作品に対する満足感を表わした。「紳士の品格」のどのような点が彼らを楽しませて、面白くさせたのだろうか。ドラマは前半の第10話まで終わり、後半の10話を残した今、俳優たちが語る「紳士の品格」のこれまでと、今後の話を尋ねた。

「紳士の品格」5人のキャストが語るドラマの魅力

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キム・スロ「人気を実感しているかって?ただ上手くいくと思った」

最高に気の合う男4人で徹夜で撮影すると、本当におもしろい。性格もとてもよく合っていて、同じ関心事を持っている。作品に対する解釈や見解を話すときも、一度も衝突がなかった。「これはAだ」と言えば、「そうだ、そうだ。Aだ」と、「これはBだ」と言えば、「お、そうだ。その通り。Bだ」と共感する。このように共演者と気の合う経験は、他のメンバーはあるかもしれないが、僕は今回が初めてだ。0.1秒ですら寂しい思いを感じることなく、こんなに団結できるとは思わなかった。

イム・テサンはマッチョというだけでは定義できない人物だ。4人の中で最も人間関係に対して深く考える傾向があり、一瞬一瞬を最もストレートに表現する人でもある。楽しいときは4人の中で一番楽しんで、友達や周りの人に良くないことが起きたとしても、それに対してありのままに反応する。瞬間を表現しながら正直に生きるということだ。例えば、チェ・ユンが妻と死別したときの写真を見ながら、涙を流すシーンのときの彼のあのような姿がテサンの隠れた魅力だ。

テサンの愛とは何か1つのことに“没頭”することだと分析した。テサンは一度愛したら最後まで真面目に愛する人だ。それがこの人の魅力だ。愛を維持していくために間違ったことは正して、必要ならば待ってあげたり、真面目に努力するという点が本当に男らしくて良いと思った。今後、期待できるテサンの新たな姿が、またどのように視聴者たちにアピールするのかとても気になる。好奇心を持って演技をしている。

「紳士の品格」は十分に現実的だ。40~50代は少し孤独になる時期だ。そんなとき、友達同士で辛いところは互いに共感し、どうにか乗り越えながら、笑って生きていこうとする話が「紳士の品格」だ。一緒にいる10時間の中で9時間50分はくだらない話をして、たった10分慰め合うだけでも、とても大きな力になる。そんな4人、そんな人生、そんな愛にスポットを当てているようだ。

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チャン・ドンゴン「明るくて愉快な演技がしたいと以前から思っていた」

久しぶりのドラマで最近野外ロケを何度も行った。ドラマが放送される前の野外ロケのときと、放送されてからの野外ロケのときの現場の反応が本当に違う。この前、上海映画祭に参加するため中国に行ってきたけど、中国の方が「キム・トジン!キム・トジン!」と叫びながら安全ピンを2つ付けていた。「映画とは違ってドラマの反応は本当に早いんだ」と思った。久しぶりのドラマ、本当におもしろく楽しく撮影している。

明るくて愉快な演技がしたかった。今まで僕が演じてきた役や作品は、たいてい重かった。明るくて愉快な役を演じてみたいと、7年前からずっと思っていた。そしてこの作品に出会えた。「紳士の品格」で、その前のシーンでは彼女と深刻な喧嘩をし、その次のシーンでは4人の男がふざけながらはしゃぐシーンに急転換する。以前、僕が出演した作品の観点から見ると、理解できない部分があった。そんな点から、このドラマに適応するまでに若干時間がかかったようだ。今は楽しく撮影に挑んでいる。現場でコメディ演技をするとき、本当に楽しいし、それを準備する気分もいい。かえって僕がやりすぎるときがあって、監督から少し控えた方がいいと言われるほどだ。

キム・ドジンの両面性。ドジンは基本的に性格がキツくて、神経質な人だ。そのせいでこんなにキツイ男、ドジンの行動と言葉を、どうやって視聴者たちにアピールすれば良いか悩んだ。それで、もう少し人間的な人物として表現しようと集中している。キツイけれど人間的であるという両面性が、ドジンというキャラクターに対して、視聴者に好感を抱かせるための魅力となるかもしれない。

露出シーンはプレッシャーだった。普段より体重が減っていた。カッコよく見せられる状態ではないと自分でも思っていたので、プレッシャーを感じたことは事実だ。それでも心配したよりは反応が良かった。

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キム・ミンジョン「長い間忘れかけていた自分の名前を探してくれた作品」

キム・ミンジョンという名前。「紳士の品格」は本当に長い間忘れかけていた僕の名前を探してくれた作品だ。“キム・ジョンミン”から“キム・ミンジョン”に(笑) 活発に活動していたときは、皆僕の名前を知っていたけど、僕の活動が少なくなっておとなしく過ごしていたとき、ときどき人に会うと「あれ、うわ!キム・ジョンミンだ!」と言われた。たくさんの方々が“キム・ミンジョン”と僕の名前をちゃんと呼んでくれるので「ドラマの力って本当に凄いな」と思った。今回の作品を通じて、僕の名前を取り戻すことができて本当に幸せだ。

少女時代のダンスを踊った。スヨンさんの前で踊ったときは本当に大変だった。「この状況で、どうやって図々しく踊れば良いのかな」と思った。元々監督が1つのシーンを何度も撮る方だった。3~4回だけ撮れば良かったのに、10回を超えてしまい、本当に恥ずかしかった。そのとき、心の中でずっと「これは何とかしてでも乗り越えなければならない」と思った。一番記憶に残るエピソードでもある。彼女の前で、あらゆる可愛い仕草を取らなければならなかったその瞬間が、本当に大変だった。

ユンには辛い過去がある。だがここで僕がずっと探そうとしていた部分、少しは探したと言える部分は、この人物が持つ特有のコミカルさだ。辛い過去という暗い面を基本的に持っているユンだが、それと相反するコミカルな要素も作り出そうとしている。暗いだけだとおもしろくない。友達といるときはどこまでも世間知らずだけど、心の奥には依然として悲しみを抱いている人物として捉えている。

イム・メアリとのラブストーリーに関しては、全然予測することができない。ユンは今、妻と死別した悲しみを抱いているし、メアリは親友の妹だ。ドラマの中でもそうだが、現実的にもこの愛は容易なものではないだろう。だが、また、ユンのセリフの中に「運命なら愛は結ばれる」とある。僕も本当に気になっている。メアリとの関係がどうなるか、いつも期待してときめきながら撮影している。他の共演者にはスキンシップのシーンがあるのに僕には無いと言ったら、ほっぺにチューするシーンを入れて下さった。でもまだ依然として足りない(笑)

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イ・ジョンヒョク「ジョンロクを演じるのは楽しくて面白い」

イ・ジョンロクは世間知らずのようで、純粋だ。友達と一緒にいるとき、そんな姿をよく見せる。幼稚な人物で、嫌われるかもしれないキャラクターだけど、嫌悪感を持たれないように表現している。違う見方をすれば、若干可愛い面もある。この部分を絶対的なポイントとして、演技をしているわけではないけど、そのように映っているのは良いと思う。

パク・ミンスクとは今後どうなるのか、僕にも分からない。第9話にベッドシーンがあった。ジョンロクがミンスクに腕枕をしてあげながら「僕どうしよう。今日このまま寝るの?」と言ったら、ミンスクが「私は熱いことを望んでるのではなく、暖かいことを望んでいるのよ」と言い返した。その言葉でジョンロクが気を遣うようになり、ミンスクのためにサプライズパーティーもした。「あ、僕って今まで本当に無神経だったんだな」と思いながら反省するようになった。このようミンスクとの仲は徐々に縮まっていくと思う。もしかしたら、ただずっと世間知らずでいるのかもしれないが、それは脚本家の先生に任せる部分だから。僕はとにかく今、ジョンロクの役を演じるのが楽しくて面白い。

カリスマ性のない役として。今まではたくさんの方が僕に対して、悪役や冷たい人、あるいはカリスマ性のあるイメージを持っている。今回はそんな枠を飛び越えることができそうで、俳優として気分が良い。「紳士の品格」ではジョンロクという役に最大限集中して、確実に違う姿を見せることが僕の目標である。

「紳士の品格」5人のキャストが語るドラマの魅力

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キム・ハヌル「ソ・イスの魅力にますますハマっている」

キム・ハヌルよりイス。ときどき野外ロケに行くと、人々が私の名前より私の役名で呼んで下さるときが多い。ドラマの前半で演じているときは、イスのハツラツとして明るく、肯定的な部分に集中していた。それでよく分からなかったけど、ここ何日か、ラブシーンが少し加わって、この人物は私が思った以上に純粋なことが分かった。純粋だから愛においていくら知らない振りをしても、それが全部露わになる人だった。最近はそんな部分も考えながら演じている。

4人の兄さんたち。最近、いつも年下や同じ年頃の俳優と共演していた。ところが今回は4人とも年上だった。普段、人見知りのせいで年齢差がある方にはいつも“先輩”と呼んでいたけど、皆私のことを本当に可愛がってくれて、すぐに“兄さん”になった。撮影するときは、もちろん恋人のような、片思いをする相手だけど、現場ではいつも4人の兄さんたちの可愛い末っ子の気分だ。兄さんたちと1対1で撮影したとき感じたことがある。兄さんたちが演じているドラマのキャラクターと、皆それぞれ似ているところがある。普段感じていた兄さんたちのイメージとドラマでの役のイメージが本当に良く似ていると感じるとき、びっくりする。

自分でもおもしろい。この前、放送された回で自分の演技がおもしろくて1人で笑ってしまって、沢山NGを出したシーンがある。ドジンとお酒を飲んでいたとき、ドジンがイスにキスをしようとする場面だったけど、突然ジョンロクが現れて、慌てて私が倒れて寝たふりをするシーンだった。その状況と、私の演技が自分でもおもしろくて笑ってしまった。床に倒れては1人でひたすら笑っていた。そんな場面を演じるときは本当に幸せだ。そのようにますますイスの魅力を感じながら、気分良く演技している。

記者 : イ・ギョンジン、写真 : チェ・ユンジョン