「毒戦」チョ・ジヌン“麻薬を吸入するシーンはリアル感を出すために…”

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「初めてシナリオを読んだ時にスラスラと読めたんです。なので出演を決めるまで、特に大きく悩んだりもしませんでした。その他の出演者も決まっていない時期だったのですが、ただシナリオだけを見て出演することを決めました。とりあえずぶつかってみようと思いました」

俳優チョ・ジヌンが映画「毒戦」(監督:イ・へヨン)に出演することを決めた理由をこのように説明した。チョ・ジヌンは実体のない麻薬組織を捕まえるためにすべてをかけた刑事ウォノを熱演した。

「刑事役なので走り回ったり、殴り殴られるというような過激なアクションシーンが多かったです。ウォノのキャラクターを思い浮かべた時、温厚なイメージは合わないと思ったので、約10kgくらい減量しました。体重を落とすのも大事でしたが、基礎体力をつけることにもっと力を注ぎました。というのも、去年の7月1日にクランクインしたので、暑さに打ち勝つためには体力が必要だったんです。だから5ヶ月間アクションスクールで訓練を受けながら、体力をつけました。アクションスクールの監督がとても厳格な方だったので、適当には出来ませんでした(笑)」

体重の減量や激しいアクションシーン以外に、彼は「毒戦」を通してもう一つの特別な経験をしたという。それは、直接麻薬を吸入するシーンを演じたことだ。リアル感溢れる演技で、映画の中でも強烈な印象を残したこのシーン。チョ・ジヌンはこのシーンのビハインドストーリーも明かした。

「麻薬の代わりに塩とチョークの粉などで演技をしました。実際は、吸っている真似をするだけでよかったのですが、監督が“カット”と言ってくれなかったので本当に吸ってしまいました(笑)。塩を吸引したので、すごく苦痛でしたね。目を見たら完全にイってしまっていたのですが(笑)。むしろそれでリアル感が出たのでよかったです。辛かったですが、それだけは唯一良かったと思っています」

「毒戦」にはチョ・ジヌンをはじめにリュ・ジュンヨル、パク・へジュン、チャ・スンウォンなどの多くの演技派俳優たちが総出動している。それぞれ個性溢れるキャラクターを自身だけの色で表現し、映画の面白さをより一層高めている。チョ・ジヌンは一緒に共演した俳優たちについて「皆、すごく憎たらしい位に上手いので羨ましかったりもしました」と話した。

「(パク)へジュン以外は皆、初めて共演する俳優たちだったのですごく期待をしていました。実際に共演してみたら、演技については言うこともなかったです。すごく楽しくて愉快な現場でした。映画を撮影しながらも疲れなかった原動力の一つです。『こんな環境なら、映画をもっと長く撮ってもいいな』とも考えました」

その中でもチョ・ジヌンは、リュ・ジュンヨルと最も多く息を合わせた。二人は映画の中で刑事と麻薬組織員という関係であったが、お互いに協力して妙なブロマンス(男同士の友情)を披露している。「(リュ)ジュンヨルは健康なエネルギーを持っています。僕は撮影をしていると疲れて家に帰りたくなるのですが、ジュンヨルにはそういうのが全くありませんでした。そんな彼の姿を見ながら『先輩としてもっと頑張らないと』と思いました。僕、ジュンヨルのことが好きみたいです(笑)。男同士で“ケミ(ケミストリー、相手との相性)”という言葉を使うのはあまり好きじゃありませんが、今回のジュンヨルとのブロマンスに対しては使ってもいいと思いました」

記者 : イ・ウンジン、翻訳 : 浅野わかな