KARD「夢はビルボード1位…その前に音楽番組で1位を達成することが目標」

KARDはK-POPの過去と現在、未来を全て反映している。グループCOOLやコヨーテのように1990年代後半に人気を呼んだ男女混成グループ形式を取るものの、最近流行しているジャンルで曲を作る。メンバー1人ずつの人気に頼らずにコンテンツの力で勝負の賭けに出るという点で、K-POPの未来を読むこともできる。最近3rdミニアルバム「RIDE ON THE WIND」を発売したKARDに会った。

――約8ヶ月ぶりに出したアルバムですね。デビュー以後最も長い空白を持ちましたがプレッシャーはなかったですか?

チョン・ソミン:ファンたちに早く会いたい思いが1番大きいです。新しい歌を披露することも楽しみです。これまで私たちの歌を聴き慣れないという方々が少なくなかったですが、今回はもう少し易しい歌で親しみやすく近づきたいです。

――新曲「RIDE ON THE WIND」を聴いてみると、これまでKARDが出した曲の中で最も素直に歌っているような印象を受けました。

チョン・ジウ:力を抜いて歌おうとしました。服に例えるならシースルーのような感じと言いましょうか? 以前より少し軽くてスッキリした感じを与えようとしました。

――振り付けはどうですか? これまで見せた振り付けと違った部分はありますか?

チョン・ジウ:新しい振り付け師の先生と呼吸を合わせました。けれど、私たちだけのカラーは維持しようと努力しました。歌と同じように振り付けももう少し易しく作ろうと悩みました。真似しやすい動作もたくさん入れようとしました。

――国内より海外で先に人気を得ました。特に南米ファンたちの反応が熱いと聞きましたが、秘訣は何ですか?

チョン・ジウ:世界的に流行したダンスホール(早いリズムを特徴としたジャマイカで生まれたポピュラー音楽のひとつ)ジャンルを持ってきたのが最も大きい理由だと思います。K-POPではめずらしいジャンルですから。

BM:もっと言うなら男女混成グループという特徴も力になったようです。K-POP市場の中では男女混成グループがめずらしい上に、僕らの声がとてもよく交わると思っていますから。それぞれ違う音色とスタイルを持ちますが、一つの歌の中では上手く調和するんです。

J.seph:僕がその理由を3つ考えてみたんですが。1つ目は歌が洗練されてることと、2つ目は振り付けも洗練されていること。そして3つ目は……あえて申し上げるとするなら……メンバーがイイ感じだからじゃないかなと思います。ハハハ。

――海外ではたびたび公演を開いてきたと思いますが、海外ファンたちとはどのように触れ合うのですか?

チョン・ジウ:BM兄さんが本当によく助けてくれるんです。英語が何しろ上手な上に(BMはアメリカ・LA出身)最近はポルトガル語やスペイン語も勉強してますからね。

J.seph:ボディランゲージも愛用しています。結構よく通じるみたいです(笑)

――南米地域で特に人気があるでしょう? 南米ファンたち、本当に熱情的ですよね? 公演中に下着を脱ぎ捨てたりもするんですって?

チョン・ジウ:はい、そのとおりです。歓声も想像以上に大きいです。モニター用のイヤホンを着用しても私たちの声が全く聞こえないほどです。だけど、その歓声から得られるエネルギーが本当に大きいです。

――ファンたちの性別比はどうですか?

チョン・ジウ:まんべんなくいらっしゃいますが、女性ファンが少しだけ多いみたいです。6対4くらいで。

J.seph:ところが女性ファンの中で妹たち(女性メンバー)のファンが本当に多いんです。ガールクラッシュ(女性も魅了する格好良い女性)な魅力がありますからね。ステージの上ではカリスマ性があるのに普段は愛嬌も多いですし。

チョン・ジウ:ハハ。兄さんたちは男性ファンが多いですよね。

――男性メンバーのお2人は、同性のファンから人気がある秘訣は何だと思いますか?(笑)

J.seph:僕たち互いに1つずつ挙げてみましょうか? BMは本当に良い身体です。男である僕が見ても「わ~、格好良い」って思いますね。でも顔は可愛いでしょう? いわゆる“ベーグル(ベビーフェイスとグラマラスの合成語)”な魅力ってやつですね。

BM:J.sephは顔がハンサムです。それから人をよく笑せます。それがすごく羨ましいです。

――デビュー前には想像もできなかった広い世界にいるじゃないですか。感じるものが多いのでは?

チョン・ジウ:音楽で1つになるファンたちを見ると気持ちが本当に格別です。「私にいつこんな経験ができるだろう」と思いながら、人としても多くのことに気づき視野が広くなったのを感じます。

J.seph:ツアーの合間に旅行して多くのことを経験しようとしました。広大な大西洋を感じたり、そうしながらインスピレーションを得ようとしたりしました。多くのことを学びました。

――昨年7月に正式デビューして1年余りが経ちましたね。デビュー前と比較した時、成長したと感じますか?

チョン・ジウ:もちろんです。以前に録音した歌を聴いてみると技術的にすごく熟練してきたと感じます。それと同時にこれから進まなければならない道も遠いことを実感します。今まで私たちを信じてくれたファンたちに感謝します。その方たちがいなかったらここまで来れなかったでしょうから。

BM:未来がもっと鮮明になりました。1年前には「僕にできるだろうか?」「これからどうすれば良いんだろう?」と思ってましたが、今は自分が何をどうすべきかを描けます。

J.seph:僕は、僕らのミッションをずっと実行してきたんだと思います。「Oh NaNa」を出した時は“デビュー”というミッションをやり遂げたし、その後は海外公演、新人賞などのミッションを次々とこなしてきました。“やりたい”と思っていたことが現実になっていったみたいです。

――今達成したいミッションは何ですか?

J.seph:(すぐに)ビルボード1位です。

BM:ワォー!

J.seph:あ、もちろんその前に音楽番組1位から達成しなくてはなりませんが。でもビルボード1位は皆が夢見ることではないでしょうか?

――デビュー前には未来が漠然としていると言っていましたが、具体的にどんな点が皆さんを悩せたんですか?

J.seph:まず歌や振り付けに対するイメージが上手く描けませんでした。どんな方法だと面白いだろうかと悩みました。そして男女混成グループが多くないので漠然とした恐れがありました。ところがある瞬間、その恐れがトキメキに変わったんですよね。「Oh NaNa」を準備してたときだったと思います。僕ら4人の声が一つの曲の中で上手く合わさるというのが分かった時、今後僕らがどのように活動すれば良いのか、感じが掴め始めました。

――チョン・ソミンさんはKARDでデビューする前にAprilのメンバーとしても活動していましたが、正反対のイメージですが困難はなかったですか?

チョン・ソミン:その頃はその年齢に合うコンセプトをお見せしたと思います。今は時間がかなり流れたし、私も少し成熟しました。私を取り巻く環境も変わりました。そうしながら私もさらに多くのことを受け入れられるようになったみたいです。実は今と同じ雰囲気の歌は練習生の時からたくさんしていて拒否感は全くなかったですし。ただし私が越えていかなければならないことは多いので、今でも一生懸命に勉強しています。

――ユニット活動計画もありますか?

チョン・ソミン:今はチームが1番重要です。4人全員が一緒にいるステージをお見せするのが最優先と考えています。KARDの姿をはっきりと示した後にユニット活動を計画できたらと思います。メンバー全員ユニットに対する欲は多いです。

チョン・ジウ:どんな風にユニットチームを構成しても、それぞれ違ったカラーが出てくるのが私たちの長所です。ユニット活動をすることになれば多様な姿とカラーをお見せすることができそうです。

――メンバー各自の魅力を見せたい欲はないですか?

チョン・ジウ:どうでしょう。ファンたちが最も好きでいてくれるのは私たち4人が一緒にいる姿だと思います。昨年Mnetで「シークレットKARD」というリアリティ番組をしたんですが、その放送が特に喜んでもらえたんですよね。私たちの気楽で率直な姿を見せられる機会が多くなればいいですね。

――下半期には南米で公演をしますよね。国内活動と海外活動のバランスを合わせるのは容易ではないと思います。

J.seph:国内活動を絶対に軽視することはできません。国内でも上手くいってこそ海外ツアーも可能だと信じてますから。欲を言えば国内と海外、どちらも上手くいってほしいです。そのバランスを探すのが今の僕たちの課題です。

チョン・ジウ:決まっている海外スケジュールが終わったら国内活動も増やしたいです。だけどアルバム計画は私たちの思い通りになるものではないので……。とりあえずSNSやリアルタイム放送でファンたちに定期的にお会いしたいと思います。4人が一緒に揃うのが難しい時は個人的にでもファンたちに会う努力をします。

――今回ファンたちと一緒にしてみたい活動はありますか?

チョン・ソミン:1番してみたかったのがコンサートだったんですが、今回できることになって本当にワクワクしています! ※8月19日に単独コンサート開催

チョン・ジウ:ファンサイン会とファンミーティングもしてみたいですね。

J.seph:僕は“逆朝貢(普段貰う側の芸能人がファンにプレゼントしたりサービスすること)”を1番やってみたいです。僕が付けているこのブレスレット、実は僕が自分で作ったんです。紐を買って装飾をつけるんですが、作るのは簡単なんだけど、カロスキルで高く売ってるんですよ。こういうアクセサリーを作ってファンたちに分けて差し上げたいです。コンサートの時に差し上げろって? そうなると工場を建てなきゃならないような……。ハハハ。

記者 : イ・ウンホ、翻訳 : 安裕美、写真 : イ・スンヒョン