【PEOPLE】チョグォンという人物

チョグォン

「この人がなんで8年間も練習してきたのか分かる、と言われるくらい認めてもらいたい」――チョグォン「10asia」のインタビューより。

2567日待った。ものすごく歌ったし、ものすごく笑わせた。そして、また新しいスタートラインに立った。この生まれつきのエンターテイナーはどこまで見せてくれるのだろう。

【PEOPLE】チョグォンという人物

写真=TENASIA

ク・スルギ

SBS「英才育成プロジェクト-99%の挑戦」に一緒に出演した練習生。
理系英才のような顔で、普通の男の子たちにはなかなか見られないしなやかで慎重な性格をしており、だがそんな普段の姿もマイクを握ると一変、舞台を独り占めしてしまうチョグォンはその当時も話題となり、彼はJYPエンターテインメント(以下JYP)の練習生になる。チョグォンは子供の頃、親戚の前で「トロット(韓国の演歌)を歌ってお金をもらい」「普段は静かだが、舞台さえ用意してあげれば歌って踊る」子だったらしい。

ソネ

「英才育成プロジェクト-99%の挑戦」を通じて一緒にJYPに入った歌手。
チョグォンが「彼女の前で着替えられるほど親しい」と言った仲で、二人がデビューする前に苦労した話は何度も放送されたことがある。
“JYPビルが建てられる頃から練習生だった”チョグォンは、デビューまで2567日かかり、それまで毎月実力を評価され、その間多くの友達がJYPから離れていくのを見た。そのため彼はしばらくの間、人に簡単に心を開くことができず、「一番頑張って、一番挨拶して、一番よく笑う13才の自分はどこかへ行ってしまい、よく泣いて、よく傷ついて、よく苦しむ自分しか残っていなかった」というほど心が苦しかった。4~5年目には「JYPでクビになったらどうしよう。勉強も既に手遅れだし、本当に途方に暮れていた」というくらいだ。チョグォンがエンタメ番組で見せる“カプグォン”(よくふざけるチョグォン)の姿と、感性的なバラードミュージシャンの姿を同時に持つようになったのは、その時の経験ゆえかもしれない。チョグォンは「自分が選んだ特別な人生には長所もあれば短所もある。今は幸せだ」と語った。

パク・ジニョン

チョグォンを2567日かけてデビューさせた人物。
しかし、チョグォンはパク・ジニョンの反対を押し切って、テレビで“カプ(ふざける姿)”を見せ、“8年の内攻”が持てるようになり、パク・ジニョンは珍しくチョグォンのデビューを祝うメッセージを残した。
チョグォンは8年間「競争に慣れて、ストレスにかなり耐えられる」ようになり、数々の練習でエンターテイナーとしての感情やテクニックを円熟したレベルまで引き上げることができた。バラードを歌ったその数分後、すぐに同じ舞台で少女時代の「Gee」の振り付けを真似して、様々なボーカルテクニックをいたずらのように切り換えて見せられるのは“8年の内攻”の力。また、チョグォンはインタビューの際、練習生時代を語り出すと、すぐにでも涙がこぼれそうなくらい自分の話に深く入り込む。10代を練習生として過ごしながら、実力も、感情も、傷も深めて文字通り“芸能人”になったのかもしれない。時には遅れたデビューについて、歌で社長に抗議をするといったいたずらはサービスだ。

熱血男児

2AMと2PMのメンバーがデビューする前に出演したMnetのリアリティ番組。
チョグォンは「熱血男児」で歌唱力以外にもチェ・ジウの表情を真似をし、出演者の中で卓越した歌唱力を披露し、「やっぱり強いチョグォン」という言葉を誕生させる。それに「やっぱり強いチョグォン」は、JYPの中での彼の地位を見せてくれる。エンタメ番組のための冗談であろうが、チームと所属事務所での自分の地位と影響力についておおっぴらに話せるのはJYP歌手の中でチョグォンしかいない。

2AM

歌が上手すぎて人々がボーカルトレーナーだと勘違いしたチャンミン、“田舎から上京した感じのお兄ちゃん”っぽいけど実は子役俳優出身のスロン、“バンドをやっていた高校生”のジヌンがチョグォンに出会って結成されたグループ。
2567日かけてデビューしたチョグォンの個人的な話に基づいて、デビュー曲のPVを「練習の途中、会社から出てきた“人間劇場”というコンセプト」で撮り、音響事故のため伴奏なしで歌っても何の問題もない歌唱力で、“苦労してデビューした歌唱力のあるバラードアイドル”という独特のポジションにつく。
しかし、2AMの最大の特徴は体の管理のためにアイスクリームすら食べないメンバーがいるほどの徹底した自己管理にあるのかもしれない。なかなか崩れることのない歌唱力と自己管理は、2AMが芸能活動と音楽活動を並行しながら少しずつ成長させた。そしてチョグォンは、彼のヒストリーがそのまま2AMのコンセプトにつながり、フラットだが多様なテクニックを持つ声でメンバーたちのハーモニーをリードするリーダーの役割を果たしている。

イ・ジョンヒョン

チョグォンが「英才育成プロジェクト-99%の挑戦」で真似した歌「ワ」を歌った歌手。
チョグォンが初めて出演したエンタメ番組であるSBS「スターキング」のスタジオは、「英才育成プロジェクト-99%の挑戦」を撮影した場所だった。チョグォンは合成か実写か疑わしいほど派手な活躍でエンタメ番組に落ち着いた。男性でありながら、女性の動きをより女性らしい愛嬌と何気ない顔で表現し、何を真似してもオリジナルの振り付けを完璧にこなし、真剣に打ち込むチョグォンの姿は、しつこくもなりえた自分の個人技を“カプ”に高めた。KBS「青春不敗」に出ても一番女性らしく、かといって変に負担にならないこの男が「来世ではイルカに生まれて芸を見せたい」というほどの芸を持つことで、“カプグォン”(カブルダ+チョグォン)が誕生した。

ガイン

MBC「私たち結婚しました」でチョグォンと共演中の歌手。
この番組で司会者のパク・ミソンが二人に対して「ああいう風に暮らしてみたい」と言ったこの言葉が、チョグォン&ガインカップルの魅力を端的に物語っている。義務的に見えるほど結婚と愛を強調していた従来の「私たち結婚しました」とは異なり、二人は“仮想結婚”にこだわらず、今の恋愛感情に忠実になることで番組の重さから抜け出した。
特に「彼女ができたら愛嬌を振りまいて一緒に遊園地に行く」と言ったチョグォンは、ビッグイベントを用意したり男らしさをアピールしたりする代わりに、あらゆる愛嬌と愚痴と何気なさで“ポケットに入れたい”男になった。仕事をするときは一つのミスにも心が痛むほど真剣だが、その真剣さを彼女に押し付けない“So cute”な男の魅力はかつてないものだった。
多くの人々にとってはただの“カプグォン”だったチョグォンのキャラクターが、実は彼のアイデンティティであったことを納得させた瞬間だった。

ユン・サンヒョン

SBS「日曜日が良い」の「ファミリーがやってきた」で共演した俳優。
チョグォンはこの番組でユン・サンヒョンとの対立関係を築き、最近は“家長”になって相手チームとの交渉を行う。若いが長い練習生生活を経験した彼は人間関係についてよく理解しており、その歳らしくない芸能感を持つチョグォンは、アイドル・芸能人に分かれた「ファミリーがやってきた」でトラブルを起こす役割を果たす。
しかし問題は、今の「ファミリーがやってきた」には、ユ・ジェソクのようにメンバーのキャラクターをすぐに整理して、出演者たちとの関係を調節する司会者がいないということだ。その分、チョグォンの動きは番組で目立つ可能性が高く、これまで通り性別変えや特技自慢など個人技を見せることの多い「ファミリーがやってきた」のコーナーは“カプグォン”のキャラクターを早々に消してしまう可能性がある。
出演者にさらなるものを求め続けるエンタメ番組の世界で、チョグォンの“8年の内攻”は消えずに済むのだろうか。

パン・シヒョク

「死んでも離さない」を作った作曲家。
この曲とともに2AMはあらゆるチャートを席巻し、チョグォンは芸能と音楽活動のシナジー効果で、「チョグォンがトレンド」とジョークで言われるほどブレイクした。
2AMは歌で安定したファン層を確保し、バラエティ番組への出演で認知度を高めた後、“一気に爆発する”メロディーの「死んでも離さない」を歌い彼らの認知度を一段と引き上げた。しかし、チョグォンが今すぐスーパースターにならない限り、彼が芸能界でさらなる人気を獲得するのは容易ではない。また、ものすごく速い最近の音楽の消費速度は、あるグループが特定したスタイルの歌を何度も繰り返せるほど待ってくれない。既に自分たちの認知度を音楽に集結させた状況で、2AMとチョグォンは大衆性と市場をリードできる新しさを兼ね備えた音楽を披露しなければならない時期を迎えた。これまで2AMがチョグォンを中心にメンバーたちの個人攻撃で成長したなら、今や2AM自体が成長しなければならないのだ。 2567日待って、また2年間着々と上ってきた。そして今、新しい道の前に立っている。チョグォンは自分が待った時間ほど、自分の舞台を世の中に見せられるのだろうか。

記者 : カンミョンソク