チャン・グンソクの東京ドームコンサート「アジアのプリンスである理由」

チャン・グンソクの東京ドームコンサート「アジアのプリンスである理由」「東京ドーム、アンニョン!ウナギの皆さんアンニョン!みんな会いたかったよ!」 2011年11月26日午後、東京ドームで開催された「2011 THE CRI SHOW in Tokyo Dome-THE BEGINNING」のオープニングで、金髪のカーリーヘアのかつらと派手な宮廷衣装を着て王子に変身したチャン・グンソクが姿を現した。彼は自分の愛犬「スニ」の姿に似せて作ったぬいぐるみと準備された馬車に乗って手を振った途端、約4万5千人の歓声と拍手が起こった。この日チャン・グンソクは最初から最後まで“王子”というコンセプトを一貫しながらも、その中にありのままの正直な姿を見せ、3時間30分のショーを公演した。カメラが更衣室まで追いかけ着替える姿を撮ったり、そのカメラに向かってびっくりするリアクションを見せながら「見える?見える?」とイタズラしたり、メイクを落とす姿と実際の寝室にリラックスしながら横になってネットサーフィンをする姿が映像で公開された。“プリンス宣言式”では「この頃、注目されるほど誤解されることも多い。それによくアドバイスをしてくれる。だけど、僕はチャン・グンソクだから、誰がなんと言っても今まで通りにする」と話した。

ヒップホップとクラブミュージックなど、舞台ごとに彼の多様な姿を見ることができたのが、さらに大きな特徴だった。特に彼の大学の友達であるビッグブラザーと一緒に作業した中華圏でのアルバム「The Lounge H vol.1」の収録曲を披露すると、何人かのファンたちは席から立ち上がって自由に体を揺らした。ここで、一番大事なことであるファンたちと疎通できる接点を最大に増やした試みが感じられた。彼は全て日本語でコメントをしながら時々冗談を言ったり、ファンに向かって「キャ~」「グンちゃん」「愛してるよ」のようなコメントを引き出し、笑いを誘った。それだけでなく、携帯電話を取り出してその場にいるファンたちの姿を撮影したり、全観客にウェーブを提案したりもした。自転車に乗って東京ドームを一回りしながら挨拶をしたり、気球に乗って歌うなど舞台演出も多かったが、それよりもこのような些細な努力が印象的であった。

一言で言い表せない、興味深いチャン・グンソクの魅力

チャン・グンソクの東京ドームコンサート「アジアのプリンスである理由」この日、公演に来た多くのファンたちが口を揃えて言ったように、チャン・グンソクは「美男ですね」を通じて名前が知られた。しかし、昨年10月に開催したアリーナツアーと今回の東京ドーム公演を通じて彼は他の韓流スターとは違った自分だけの色を作っていた。茨城からきた彼のファン、ハシモトアヤカ(10)ちゃんの両親は「チャン・グンソクはファンサービスが良くて、公演で歌だけ歌う他のスターとは違ってファンとの一体感を感じることができた」と話してくれた。 九州、石川、大阪など色んな地域から集まったチャン・グンソクのファンクラブのメンバーもやはり「最初は演技する姿を見て好きになったけど、様々な姿を見せてくれたことがチャン・グンソクの魅力」と話した。 一方、山形から来た30代のサトウナツコさんと茨城から来た50代半ばのササキヨシコさんは 「友達のようだ」「私の息子にしたい」とそれぞれ彼の魅力を挙げた。 俳優や歌手、一つの姿では収まりきらないチャン・グンソクが日本のファンたちの心に強く刻みつけたと言えるだろう。

チャン・グンソクは韓国ファンたちを“チャンオ(ウナギ)”と呼ぶように、日本のファンたちを「ウナギたち」と呼んだ。 これに対して彼の広報担当者は「今までの韓流スターが定型的なコメントだけでファンたちと疎通したとすれば、彼はファンたちと自分たちだけに通じる言葉を作って疎通する」「今回の公演にも台本はあるけれど、ほとんどのコメントは彼のアドリブである」と話した。自分がやりたいようにやっているように見えるけど、日本のファンから大きな人気を得る“チャン・グンソクワールド”の秘密はここにあった。日本デビュー3年になったチャン・グンソクはまだ誰も歩いたことのない道を、自ら作り歩んでいる。

記者 : ファン・ヒョジン