Vol.1 ― SUPER JUNIOR 「40代になってもSUPER JUNIORと言いたい」

韓国アイドルグループの歴史でSUPER JUNIORは独特の地位を占めている。彼らはグループよりも個人での活動がより活発なアイドルグループであるが、それだけではなく、デビュー当時からアイドルグループとは思えないほどバラエティに向いていた。人々を笑わせたり、面白い姿を堂々と見せてくれた。まるで13人のエンターテイナーが集まったかのようなこのグループはどうやって今の姿になったのだろうか。そしてその状態のままどうやって今の地位を固めることができたのだろうか。SUPER JUNIORのメンバーの中でイトゥク、ドンヘ、シウォン、リョウク、ソンミン、キュヒョンがその答えを教えてくれた。

―SUPER JUNIORが音楽チャート番組にて「SORRY,SORRY」で1位を獲得した時、ファンサイトに「キボム、俺たちやり遂げたぞ」と書き込んでいましたね。

イトゥク:はい、僕たちが1位を獲得して最初に口にした言葉です。

―過去にも1位を獲得したことがありますが、今回は何か特別な意味があるのでしょうか。イトゥクさんは泣いていましたよね(笑)

ソンミン:イトゥク兄さんはいつも泣いています。涙もろい人です(笑)

イトゥク:1年6ヶ月ぶりに韓国で活動を再開したので凄く不安でした。久しぶりに活動したこともそうだし、音楽のトレンドも結構変わっていて、適応できるかどうか心配しました。だからアルバムを準備する時、中国にいるメンバーから電話で「兄さん、今の状況はどう?」と毎日聞かれました。

「『SORRY,SORRY』は初めて聞いた時から自信がありました」

Vol.1 ― SUPER JUNIOR 「40代になってもSUPER JUNIORと言いたい」

写真=TENASIA

―アルバムをリリースする前に公開した振付師が踊る動画を見ていると、自信があるようでした。振付師の踊りを見ながら歓呼の声を上げていましたね。

イトゥク:はい。僕が動画を載せました(笑)「SORRY,SORRY」を初めて聞いた時、メンバーのほとんどが「兄さん、この歌なら上手くいきそうだよ」と言っていました。僕はポップミュージックはあまり聞かないので、音楽のトレンドがよく分からなかったけど、ドンヘも「兄さん、この歌だったら僕本当に自信あるよ!」と言っていました。それに振り付けの練習をしながら、曲が完成されるにつれて、早く見せてあげたいという気持ちでいっぱいになりました。

ドンヘ:「SORRY,SORRY」が完成した時、メンバーのみんなが寝ていました。その時、所属事務所から音源が完成したというメールが届いて、ダウンロードして聞いていたら、メンバー全員がリビングに集まりました。音源を聞いてからみんなは「これなら本当に自信を持ってやれる」と言っていました。そんなやる気に溢れた気持ちで一緒に振り付けの練習をしました。お互いに長い間離れていて、とても会いたかったので、練習期間の雰囲気が本当に良かったです。

―メンバーのみんなが最近の流行に追いつけるかどうか、とても心配したみたいですね。

イトゥク:音楽市場はすぐ変わるから。僕たちの色で押し出すか、それとも流行に合わせるか凄く悩みました。僕たちがリリースしたフルアルバムは3枚だけど、活動したアルバムを全部合わせると19枚になります。だから、もうこれ以上見せるものがあるかなと思いました。でも、振付師が外国から来た方々だったからなのか、固定観念を全部壊してくれました。

―ダンスはメンバー各自で違う動作をしなければならないし、動きも複雑で、テクニック的にも難しい部分が多いかったと思いますが、難しくはなかったんですか。

イトゥク:振付師が来た初日から、ダンスが上手いメンバーが先に習って身につけた後、意見を出して修正しながら、他のメンバーたちと一緒に習いました。ダンスが上手いメンバーが難しい振り付けをして、違うメンバーが他の振り付けをしました。ドンヘ、ウニョク、シンドンがダンスが上手いので、練習する時は彼らの言う通りに従います。3人がもう一度やってみようと言っても残りのメンバーが疲れたと言ったら、ドンヘが僕のところに来て「兄さん、もう一度やってみようってみんなに話してくれる?」と頼んでくるので、僕が「オイみんな、もう一度やってみよう。僕はこんな年でも頑張っているんだから、もう一度やってみよう」って言います(笑)

リョウク:やらない訳にはいかないでしょう(笑)

―舞台の上で主にダンスを踊るメンバーと、余白を埋めてくれるメンバーが見れますね(笑)

イトゥク:僕たちも習いながらお互いに差があると思っていましたが、振り付けを完成させた時に一人でもいなかったら何となく寂しいです。たとえば、最後にメンバーたちが座って、ただ手で動作をするだけでも、その時真ん中のシウォンの表情とジェスチャーが……

ドンヘ:ないと何か寂しいです。

イトゥク:若干……アメリカの雰囲気が出てます(笑)

シウォン:(笑)正直、練習しながら凄く大変でした。だけど、ニックとトレンド(振付師)が本当によく面倒を見てくれて良かったです。

イトゥク:シウォンが本当に頑張ったんだけど……ある日、練習している途中、一人で外に出て行きました。それでついていってみたら廊下に一人で座っていて「兄さん、僕、今上手くやってますよね」って。そうなんです。シウォンが結局立派にやってくれました。最初の部分で雰囲気を作ってくれました。

「舞台に上がるとさわやかなイメージも少しずつ変わっていく気がします」

Vol.1 ― SUPER JUNIOR 「40代になってもSUPER JUNIORと言いたい」

写真=TENASIA

―シウォンさんが曲の前半で雰囲気を作ってくれていました。セクシーな感じもして。

イトゥク:本当に素晴らしかったです。おばさんたちが本当に喜んでいました(笑)

シウォン:レコーディングする前に曲を作曲したユ理事(作曲家ユ・ヨンジン)と相談しましたが、今回はもう少し細い声で歌わなければならないと思いました。ユ理事もセクシーで、軽く、そして細い声で弱々しく歌った方が良いとアドバイスしてくれました。

―シウォンさんのように「SORRY,SORRY」は音程をどれだけ理解したのかよりは、どれだけセンスよくその感じを出せたのかが重要な曲だと思います。エフェクトもたくさんかけて、曲の流れを上手くつなげていかなければならなかったと思いますが、そういうことを計算しながら歌ったことはどうでしたか。

ソンミン:僕が歌う部分に機械音を入れなければならなくて、リョウクと悩みました。そのまま歌うことはできるけど、機械音が入ったら違和感があると思って。

リョウク:メロディーも繰り返されてるし、音域も寝て起きて歌えるほど簡単です。だから、簡単な歌だと思う方も多いですが、レコーディングの時はその特徴を表現するのが難しかったです。歌詞の最初の文字と2番目の文字の中でどこにポイントを置くかによって、すごく変わりますから。歌唱力が必要な歌ではないけど、センスよく歌おうとしました。

―そのような過程を経て「SORRY,SORRY」が出来上がりましたが、今の結果に対してどう思いますか。SUPER JUNIORというグループの中で最も人々に認められたヒット曲だと思います。

イトゥク:そのとおりです。ファンに愛された曲は多かったですが、ユニットで活動をした「ロクゴ!」のほうが知られていました。だからファンたちと一般の人々から同時に愛されるためには、今までよりもっと気軽に聞いてもらえるものにする必要があると思いました。今回はそれがある程度できたようです。最近はデジタル音源チャートが重要になってきているのですが、思ったよりデジタル音源チャートで高い順位を占めているので嬉しいです。

―今回はグループとしてのSUPER JUNIORの力がよく表れていました。

イトゥク:そのような部分もあります。SUPER JUNIORがバラエティでも、ユニットでも明るい歌をたくさん歌っているので、面白くて話し上手なグループとしての印象が強かったみたいです。だけど僕たちが揃って舞台に立つとイメージが少しずつ変わるみたいです。

―イトゥクさんが話したようにSUPER JUNIORは初めから独特なコンセプトでした。挨拶も「こんにちは、スーパージュニ“ア”」だったし、活動を始めるとすぐにメンバーが個人活動をしていました。どうやってみんなが集まったのですか。

イトゥク:SMで“発表会”というものがあります。練習生同士でグループを作って、歌って踊りながら一週間に一回ずつ順番に模擬放送をするんです。ある日発表をするといって、僕とヒチョルがニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックの歌を歌いました。幼い練習生はH.O.T.や神話の曲を歌いました。それを見た方から「それぞれが色んな魅力を持っているから、一度一緒にやってみたらどうだ」と言われました。その時から一生懸命各自で活動して、また一つになったり、再び各自の活動をしたりしました。このようにしてきたことで、今まで続けてくる事ができました。

「アイドルの枠から抜け出したかったんです」

Vol.1 ― SUPER JUNIOR 「40代になってもSUPER JUNIORと言いたい」

写真=TENASIA

―それが普通のアイドルグループの正しい道とは言えませんが、コンセプトについて心配はなかったんですか。こうしていてはアイドルのイメージから遠くなって、人気が落ちるとか。

イトゥク:最初はそんなに心配してなかったです。アイドルの一般的な枠から抜け出したかったんです。だけど、ずっとそんな風に活動してきたから、僕たちがアイドル扱いをされないのではないかと心配もしました。アイドルグループの話をする時は、ある瞬間からSUPER JUNIORの名前が出てこなくなりました。そして舞台ではカッコいいふりをしてバラエティでは笑わせなければならないので、このように変身しなければならないという負担があって、ストレスが溜まったりもしました。それにファンたちも最初は「兄さんたちアイドルなんでしょう」と言っていたのに、僕たちがバラエティに出演して何も話さないと「兄さんたち何で話さないの。なんで編集されるの」と言ったりするんです(笑)

ドンへ:だけど枠に閉じ込められることより、各自で自分の活動をしながら自分なりの地位を固めているため、グループとして一緒になった時にはより一層輝くようです。40代になって個人活動をしながらも、自己紹介する時にはSUPER JUNIORのドンへと言いたいです。

イトゥク:だからこのように長くやっていけてるんだと思います。

―しかし、お互い長く離れていると心配にならないですか。最初はいつ集まるんだろうと不安を感じたと思います。

イトゥク:そうですね。でも、団結すれば生きて、散れば死ぬという言葉があります。僕たちは一つになっても生きて、散っても生きると言う言葉が合っていると思います(笑) Mnet「イトゥクのラブファイター」で司会進行を務めた時も最初は凄くストレスになりました。ファンたちがとても嫌がっていました。とても刺激的という話も聞いた番組ですが、僕の名前をかけて進めていたから、チームに迷惑をかけるという話もありました。だけど、1年近く番組を進行したことで、かえってファンたちの記憶に最も深く残った番組になりました。その番組があまりにも広まっていたので、僕はそこから一歩後ろで番組を見ようとしました。そうすると色々と勉強することができました。

―イトゥクさんはMCの仕事が好きなんですか? 今度はKBS「ロードショークイズ遠征隊」でも司会を務めることになりましたね。

イトゥク:はい、KBSで仕事することになりました(笑)

シウォン:お~やっぱり!(拍手)

イトゥク:先輩のアイドルを見ていると、演技をする方や、ミュージカルをする方もいるけど、MCをする方はいなかったんです。だけど僕にはその分野がもっと長くやっていけると思います……

―先ほどから長い目でみた活動に焦点を合わせていますね(笑)

イトゥク:短く見たらダメです(笑)

―個人活動がメンバーたちに大きな影響を与えているようですね。

ソンミン:勉強になります。ラジオをする時もそうだし、演技をする時もそうです。シンドンとトークショーみたいな番組をしたことがあるけど、僕は話し上手ではないので、もし一人で進行していたら大変だったと思います。でも、シンドンが上手くしてくれて、僕も多くのことを学ぶことができました。

リョウク:僕は特に個人活動はしていないけれど、メンバーたちがラジオのDJをする8時から12時まで全ての放送を聞きました。それを聞きながら誇らしく思いました。僕の場合はSUPER JUNIORのK.R.Y.として活動したけど、これからもK.R.Y.を通して僕の歌唱力を披露したいです。

記者 : カン・ミョンソク、写真:イ・ウォンウ、編集: イ・ジヘ、翻訳:チェ・ユンジョン