「週刊アイドル」SHINeeが来たよ、うれしいな

見応えのあるものがないと言うのはただの愚痴ではない。最近MBCの編成は“スペシャル”と言う名のついた再放送で埋め尽くされているからだ。MBCから笑いが消えている間に私たちの目を引いたのは、MBCの友達放送局と言えるMBCプラスメディアのプログラムたちである。チョン・ヒョンドンや歌手のDefconn(デフコン)がアイドルの魅力を細かく探ってくれるMBC every1「週刊アイドル」などで毎週の大きな楽しみを保証してくれた。女優と男性ミュージシャンが共に音楽を作る過程を見ることが出来たMBC MUSIC「あの女作詞、あの男作曲」は口コミで有名となりMBC「私たち結婚しました」の代わりに編成されたほど。この番組たちの底力を見てみるため、「10アジア」が生の現場記事と出演者及び制作スタッフのインタビューを行ってみた。これだけでは物足りないという方、残りは“番組本番”を見て下さい!

 

「週刊アイドル」SHINeeが来たよ、うれしいな

写真=TENASIA

「長年進めてきたSM(エンターテインメント)との初取引が行われる日です」“SM賛美ソング”でオープニングを飾ったメイン司会のチョン・ヒョンドンとデフコンの行動は充分納得のいくものだった。と言うのも、「週刊アイドル」にSHINeeが出演すると言う事はカレンダーに赤ペンで丸を付けるべく記念すべき日だから。それにも関わらず「これでYG(エンターテインメント)だけが残りましたね」と意欲を示す司会たちのように、SHINeeも今日だけは控えめな態度を捨てチョン・ヒョンドンやデフコンに立ち向かった。デビュー5年目という経験の賜物なのか、もしくは「Sherlock」の振付けが“SM史上最も高い振り付け”と言う説明に対し、「キャッシュ?カード?それとも法人カード?」と突っ込んでくるチョン・ヒョンドンに振り回されてはいけないというプレッシャーからなのか、SHINeeは驚くほど勇敢だった。チョン・ヒョンドンの濡れ衣に近いギャグに臆する事もなく、むしろ「24時間寝ても朝は起きられないんですよね~」と自爆をかけたミンホを筆頭に、キーは“オンユ”という言葉の入った賛美歌を歌う司会たちに向かって「もう時代遅れですよ」と突っ込んだ。2時間近く汗をかきながら収録したジョンヒョンらは「2週間分の汗を流したみたいです」と満足した表情をする。アイドルグループの手綱を握ることで有名なチョン・ヒョンドンが泣き顔で「君たちがそんなにあっけらかんとしてると僕らの出番がないだろ。他の子達は結構しり込みしてくれたのに君たちは何でも話しちゃってさ」とブツブツ言う程であるから。瞬時の油断も許さない“勇敢な奴ら”が来る2日の夕方6時に会って見よう。

 

 

「週刊アイドル」SHINeeが来たよ、うれしいな

写真=TENASIA

「週刊アイドル」SHINeeが来たよ、うれしいな

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「韓国のアイドル全員と出会うその日まで!」
「週刊アイドル」のイ・スンオクPD、モ・ウンソル作家
―最近土曜日のお昼2時から水曜日の夕方6時へと放送時間が変更になりました。視聴者の反応はどうですか?

モ・ウンソル作家:チョン・ヒョンドンさんが”ケーブルテレビ業界のゴールデンタイム”って言ってますけど、初耳ですよね(笑) 視聴者の特徴としてビデオクリップで見たりダウンロードして見るケースが多いので視聴率だけでは反応を推測するのが難しい面があります。アイドルの誰が出演するかによってメイン視聴者や視聴率の変化が大きいですし。

イ・スンオクPD:普通30代の女性層までをターゲットにしているんですけど、ハハさんが出演した日の放送などは30代男性が完全にメインとなっていました。

モ・ウンソル作家:MBC「無限に挑戦」を待っていたファンが多かったからだと思います。

―10ヶ月ほど放送されていますが、本当は8話の長さで企画された番組だと聞いています。

イ・スンオクPD:実は昨年の夏休み特集として作られたもので単発ものの番組だったんです。それがこうやって40週も続くなんて……。番組を始めるときにチョン・ヒョンドンさんが言ったんですよね。「僕がスタープロデューサーにしてやるから!」って(笑) スタープロデューサーまでは行かなくとも番組が長生きしているんだからある程度当たってますよね。

―企画はどうやって始まったんですか?

モ・ウンソル作家:アイドルは本当に多忙でキャスティングが難しく、最初は資料で構成するチャートショーのように作る予定でした。でもチャートショーは既に多くありましたし、資料だって見尽くされた感がありましたから。他の番組でよくやっていた「アイドル整形、Before&After」のようなきつい主題をやってみたい気もありましたけど、どうやって差別化を計るのかが悩み所。で、アイドルが直接番付をしたら面白いだろうなと思うようになったんです。アイドル同士の関係まで分かりますから。そうやって「レアチャート、アイドル・セルフランキング」コーナーが出来たんです。

―直接キャスティングと言うところを考えずに始めたようですが、変化のきっかけは?

モ・ウンソル作家:いざ収録を始めてみると司会のチョン・ヒョンドンさんがリアルバラエティの「無限に挑戦」を長くやっていたせいで資料を見た時のリアクションが少々弱かったんです。だから試しにINFINITEを招待してみたら司会たちが水を得た魚のように生き生きと面白くて。それから引き続き「今週のアイドル」コーナーを進めるようになり、そこから番組にも弾みがついたようです。

―確かにチョン・ヒョンドンやデフコン(以下「ドニコニ」)がアイドルと接する姿からは大きな楽しみが出てきますね。

モ・ウンソル作家:チョン・ヒョンドンさんはMBC「花束」をしながらアイドルたちと広く付き合いがありますし、何があっても放送時間を埋める話を引きだすと言う責任感が強くて頼りになります。それに本当に優しい司会者ですし。前に名人演技ドル(演技するアイドル)のランキングを見せながらその反対の演技ドルのランキングも後ろに付けていたんですけど、否定的な内容が出ると一言も話さないんです。もちろんアイドルをからかったりしていますけど、それも相手のキャラクター作りのためですから可愛いものです。

イ・スンオクPD:チョン・ヒョンドンさんの長所は誰かに上手い所があるとそれをより引き立ててくれる点です。本人は“ケーブル業界のユ・ジェソク”だって言ってますけど(笑)

モ・ウンソル作家:デフコンはチョン・ヒョンドンさんがタッチしない部分によくタッチしてくれます。その全てを放送で流すことは出来ませんが(笑) 今はデフコン自身もどういった部分が上手く生きてくるのかが分かっているようです。そういうところで二人の呼吸が合っているみたいですね。

 

“司会を含め全ての出演者に制約はなし”

「週刊アイドル」SHINeeが来たよ、うれしいな

写真=TENASIA

―「今週のアイドル」で司会の役割と同じく重要なのが、それぞれのアイドルに合わせてスピーディーに形式を変更することだと思うのですが。

モ・ウンソル作家:プロフィールを確かめて直す「書き直すプロフィール」などは新人には難しいですね。彼ら自体の認知度が高くはありませんから。そうした時には自分たちで競争する構図がより面白いだろうという事でダンス担当、マスク担当などを選ぶ「アイドル、パート別終止符を打て!」コーナーを使っています。確かにそれぞれのメンバー個人がよく見えるメリットがあります。もちろん、ある程度の認知度があるアイドルからも今まで見た事のない姿を引き出したくて色々と悩みますが。例えば何でも直すのが特技だというMBLAQのスンホにパソコンや自転車を修理させたり、ご飯を食べる時に舌を出すくせがあるというパク・ジェボムにはご飯と海苔を食べさせるとか。アイドルは何かと仕事が多いですから、こうでもしないと本人たちにも興味が湧かないようです。

―視聴者だけではなく出演者にも興味を持たせるのがポイントなんですね。

モ・ウンソル作家:基本的には司会を含めて全ての出演者に制約などを与えません。それを計算してたら出るものも出なくなります。特にアイドルたちは紹介をするにしてもいつも同時にしないといけないし、振り付けだって間違えると怒られたりしますよね。私たちの目標はそんな彼らに少しぐらい間違えても気が楽な番組を作ることです。だから番組の収録でもやりたいようにやらせます。

イ・スンオクPD:薬でも与えているのかと冗談で噂されてるほどですから(笑)

―そうやって作るためには面白さの前に膨大な資料を集めることも見逃してはならないでしょう。アイドルを一番よく知っているのはファンですが、それを上回る面白さを作らないといけないんですから。

モ・ウンソル作家:一緒に仕事をしている後輩たちのアイドルへの興味が高いですし、アイドル番組の経験もある人たちなので、彼らは新しい題材を探す方法をよく知っています。しかしアイドルからアンケートを取るのは結構苦労します。音楽番組の待合室でアンケートを回す時もあるんですが、忙しいアイドルたちには悪いなと思っています。特に色々と助けてくれたINFINITEやMBLAQにはいつも感謝の気持ちを忘れていません。

―アイドルをキャスティングするのも容易ではない現状で、アイドル番組というアイデンティティを維持するのも簡単な事ではないと思います。

モ・ウンソル作家:だから新人をより多く出演させる方法を考えています。例えば4Minuteが出演する時にBTOBが見学に来て見ている、そしてもっと上手く出来るようになったら出演するとか、そこにNU’ESTを一緒に出演させるとかなどなど。EXO-Kのようなグループもいいし、TEENTOPやINFINITEのように新人時代に新しい姿を発見して彼らが成長するケースを作って行きたいです。

イ・スンオクPD:私たちの番組はそれこそアイドルによる、アイドルのための、アイドルの番組だと思います。アイドルがいる限り「週刊アイドル」も彼らにおんぶされてテクテク歩いていくんです。韓国の全てのアイドルと会うその日まで!

―その時まで新しく試してみたい部分があるとしたら?

イ・スンオクPD:まず視聴率を1%以上にして海外撮影をするのが目標です。今は0.999%で引っかかっている程度かな? 願わくは皆様が本番をもっと見てくださることを!それに今回SHINeeがキャスティングされてSM、JYPの所属アイドルが全て出演したので残るはYGだけです。お待ちしています(笑)

モ・ウンソル作家:司会のスキャンダル操作により作られたカップルのスペシャル版を1周年の特集としてやってみたいと考えています。オリンピック期間中には、以前やりましたガムのアーチェリーみたいなB級体育会なども面白そうですよね。

イ・スンオクPD:でも今解決すべき最大の問題はドニコニがアルバムを出して「今週のアイドル」に出演したいと言っていることで、本当に大変なことなんですよ。もう直ぐBEASTのニューアルバムが出るというこの時に!(笑)
記者 : イ・カオン、写真:チェ・ギウォン、編集:チャン・キョンジン、翻訳:イム・ソヨン