【昨日何見た?】「チャン・オクチョン、愛に生きる」粛宗の心変わりより怖いオクチョンの変身

【昨日何見た?】「チャン・オクチョン、愛に生きる」粛宗の心変わりより怖いオクチョンの変身

SBS「チャン・オクチョン、愛に生きる」の放送画面

SBS月火ドラマ「チャン・オクチョン、愛に生きる」第22話 6月18日午後11時放送

ストーリー

恵民署(ヘミンソ:朝鮮王朝時代に設置された官庁・医療施設)に向かったチャン・オクチョン(キム・テヒ)は、「謝氏南征記」を読んだ百姓から非難を浴び、これを目撃したイ・スン(ユ・アイン)はその場で怒鳴りつけたが、心では悲しんでいた。チャン・オクチョンは自分のせいで苦しんでいるイ・スンのところに訪ね、「もう私の手を放す時が来たようです」と言い、自ら王妃の座から退く意志を示した。それによって、廃庶人(ペソイン:王族が庶民の位に落とされること)になった仁顯(イニョン、ホン・スヒョン)が、王妃に復位される。一方、チャン・ヒョン(ソン・ドンイル)はついに国王の舅になったが、ミン・ユジュンの計略で娘の墓の前で斬り殺された。

レビュー

このドラマは企画意図をが頻繁に変えている。

チャン・オクチョンを朝鮮時代のデザイナとして描くつもりだと明かした、最初の野心に満ちた企画意図は、オクチョンが宮に入った途端消え、その代わりに張禧嬪(チャン・ヒビン)を題材にした従来のドラマのように、チャン・オクチョンを希代の悪女に変貌させた。従来の時代劇で張禧嬪が強くなればなるほど視聴率が上昇したことを、制作陣が記憶していたようだ。

チャン・オクチョンを演じる女優キム・テヒも、放送期間中に行われた制作発表会で「監督と脚本家にチャン・オクチョン最初から悪女になった方がいいと話した。ただ、どうしてこの女性がこんなにも悪女のイメージで記憶されたのか、その過程を見せたいです」と、説得力ある悪女演技に対する意志を語った。

しかし、最終回まで残り2話を残した今、悪女チャン・オクチョンまで消えてしまった。デザイナチャン・オクチョンを描いていく途中、キャラクターを悪女に変えた時と同じだ。そしてそれは、第19、20話の放送後、視聴者から苦情が殺到したためだ。当時の放送で王妃になったチャン・オクチョンは、宮女たちに避妊薬を飲ませたり、通り過ぎる宮女から色気がするとし、すぐに追い出すことを命じたり、夜遅くまで政事を行っている王の寝室のドアを突然開けて暴れ出した。そして、チャン・オクチョンのその大騒ぎを目撃したイ・スンの心は、彼女から徐々に離れていった。そのような理由で、2人の甘い恋愛模様を期待した視聴者たちの苦情が絶えなかったのである。

結局、悪女チャン・オクチョンを見せるという制作陣の2番目の意志がたった2話で折れてしまい、第21話からは突然優しくなったオクチョンを描き始めた。「これからでも賢くしとやかな王妃になる」と、突然、強い意志を見せたチャン・オクチョン。歩いてくる王妃に気づけずにぶつかった宮女を優しく起こしてくれるシーンをあえて描き、視聴者の失笑を買った。

歴史の通り、チャン・オクチョンは廃位され毒殺刑に処されるだろう。だが、視聴者がイ・スンとチャン・オクチョンの恋愛物語を望んでいることを確認した制作陣の選択は、チャン・オクチョンが自ら王妃の座から退くことだった。息子のユンだけは守ると誓ってきたチャン・オクチョンが、突然イ・スンを訪れ、「もう私の手を放してください」と話した。自分が王妃の座から退くことで、自分を守ってくれた南人(ナミン:朝鮮時代の政治派閥の一つ)と政敵である西人(ソイン:朝鮮時代の政治派閥の一つ)がよりうごめくようになる宮廷でユンの立場がさらに危うくなることを知らないみたいに、チャン・オクチョンは説得力ある展開を諦め、美しい(?)退場だけのために進み始めた。

粛宗(スクジョン、ユ・アイン)の心変わりより怖かったチャン・オクチョンの果てしない変身。最終回まで続くのだろうか。

仲間たちとおしゃべりするポイント

―あら?!いつからか、殿下が自分のことを“朕”と呼ばず、“寡人”と呼び始めました。
―殿下、弓を射るシーンが多すぎです。そのうちにアーチェリーの国家代表になるのでは?
―チャン・ヒョンさん、たった1日を生きるとしても国王の舅として生きると言っていたのに、本当に国王の舅になって1日だけ生きてお亡くなりになりましたね。ところで、ミン・ユジュンさんはどうして突然死したんだのですか?

記者:ペ・ソンヨン、翻訳:ナ・ウンジョン